初めて出産、育児をされる方は赤ちゃんグッズやお家の環境など、何から手をつけていいか分からないと思います。
赤ちゃん用品を扱うお店や雑誌、ネットでも可愛らしいグッズがたくさんで見ているだけでワクワクしますね!
今回は、私が出会った先輩ママ達から聞いたアドバイスや助産師としての経験をもとに、一体どんな準備が必要か、いつまでに何をしておくとよいかなどをお伝えします。
まずは、赤ちゃんと暮らす環境の準備を衣食住に分けてご紹介します。
「衣」
赤ちゃんのお洋服
赤ちゃんのお洋服はそれぞれの予定日の季節に合わせて準備が必要です。周りに子育てを終えられた方や着なくなった服などをお持ちの方がいらしたら、ぜひ譲り受けましょう。赤ちゃんは洗濯してクタクタになった柔らかい素材のものを好みます。新品も必ず一度洗濯してから使用しましょう。
用意する服の枚数ですが、短肌着・長肌着は2~3枚で充分です。中には想像を遥かに超えた体重で産まれてきて、用意していた服をごく短期間しか着せられなかったという方もいます。あらかじめ準備する枚数は最小限にして、生まれてから買い足す方が良かったと多くの先輩ママがお話をされています。
「食」
授乳グッズやミルクグッズ
あまり前もって準備する必要はありませんが、どのようなものがあるのかは、あらかじめ見ておくといいでしょう。入院中におっぱいだけで足りる場合やミルクを補足しながらの場合など、人それぞれで、こればかりは赤ちゃんが産まれてからでないと分かりません。あらかじめミルク補足をしたいと考えている方は、哺乳瓶や乳首、消毒セットなどを準備していても良いと思います。
「住」
お家の環境
赤ちゃんと暮らす環境で最も大切なのは安全であることです。日本は地震も多い国なので、赤ちゃんを寝かせる場所の周りには大きな家具や置物などは置かないようにしましょう。
また耐震対策などされていない場合は、今から準備しておくと良いでしょう。高い場所の作業が必要になることもあります。家族に協力してもらい、無理をしないようにしてくださいね。
赤ちゃんのお風呂
抵抗力の弱い生後一ヶ月は、赤ちゃんは沐浴と言って大人と同じ湯船ではなく、赤ちゃんだけの浴槽が必要になります。
最近は、ベビーバス以外にも、コンパクトで軽い空気で膨らますタイプや、洗面台や台所シンクに吸盤でつけれるタイプなどがあります。
一ヶ月間、自宅で過ごすのか里帰りなのか、どういった場所・環境で沐浴をするのかを考えた上で準備するといいですね。
場所選びのポイントは、腰に負担にならない高さや場所、準備・片付けのしやすい場所です。お風呂の蓋の上は不安定な為避けてください。
沐浴には、石鹸を使用します。
赤ちゃんは新陳代謝が活発で汗っかきです。しっかり頭から足の先まで石鹸を使ってきれいに洗ってあげましょう。もちろんお顔もですよ。
石鹸選びは、固形タイプ・泡タイプ・液体タイプ、ご自身の使いやすいもので構いません。
私の勤めていた病院でも、石鹸タイプのものや、泡タイプのベビーソープなど様々なタイプを使用していました。
沐浴で使用する物品の掃除は、浴室用の洗剤で大丈夫です。
ベビーカーや抱っこ紐など
今後必要になる、ベビーカーや抱っこ紐、スリング。これは、生まれてから準備するのでも充分間に合います。生後一ヶ月は赤ちゃんの抵抗力も弱いため、あまり外出はおすすめできません。つまり、生まれてすぐ必要にはなりませんね。
先輩ママ達からは、「生まれる前から準備したけど、生まれてから使ってみたら赤ちゃんが嫌がって使えなかった」や「買わなくてもお下がりを譲り受けた」などの声が聞かれます。デパートでも様々な種類の商品があり、実際に試す事も出来るので、その後の購入がオススメです。
あれもこれもとたくさん準備するものがあって大変に思えるかもしれませんが、赤ちゃんの誕生を楽しみに、少しずつ準備を整えながら過ごすことで、人生の一大イベントのお産に向けて気持ちの準備も整うはずです!
くれぐれも、体調の良い時に、無理のない程度に準備してくださいね!
自分が産まれた時の担当助産師さんの話を母親から聞き、
小さい頃から助産師に憧れを持つ。
現在、助産師歴10年。
現在は都内某有名産院で働いている。
趣味は食べること。