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【助産師コラム】妊娠初期の過ごし方

助産師コラム_妊娠初期の過ごし方

妊娠すると安全に無事に経過して欲しいですよね。
妊娠前は気にしていなかった生活習慣だったり、食生活や体調の変化に敏感になる方はたくさんいます。

ただ、なにがダメでなにがいいのか分かりづらいことがあっても、妊娠初期は妊婦健診はおよそ一ヶ月に一回。聞きたい時に聞きたいことを聞けずモヤモヤしますよね。

そこで、今回は妊娠初期の過ごし方、注意したい症状や対処法についてお伝えします。

妊娠初期に注意したいこと

まず妊娠初期といわれるのは、妊娠0~15週の期間をいいます。
妊娠週数は受精前の最終月経からカウントが始まります。

代表的な妊娠初期の異常は、流産、子宮外妊娠、妊娠悪阻(つわり)などがあります。そして、妊娠初期に注意したい症状は、「出血」と「下腹部痛」です。

実際に妊娠初期の妊婦さんが妊婦健診以外で時間外受診される要因も、やはり出血や腹痛を主訴とされる方がほとんどです。

妊娠初期は、妊娠を維持するためのホルモンの影響や、身体が妊娠に適応する過程で下腹部辺りに違和感を感じる方も多くいらっしゃいます。

出血や下腹部痛があるからといって、必ずしも異常な経過とは一概に言えませんが、そういった症状がある場合は、身体からのサインが送られてるんだと認識し、注意をしてください。

何か症状が出たらすぐに受診する

仕事をされている方やもうすでにお子さんがいらっしゃる方は、「仕事が休みづらくて」や「子どもを見てくれる人がいなくて」といった理由で症状があってから受診するまでの時間が空いたりする事も多々あります。

妊娠が判明したら、そこから身体の変化や生活の変化、突然の出来事に対応できる環境作りも始めましょう。妊娠・出産・育児は何がいつ起こるか分からないものです。

過敏になる必要はありませんが、しっかりと身体からのサインに耳を傾けて対応できるように心掛けましょう。

そして妊娠初期に出血がある場合は、早めに受診をしましょう。

助産師コラム_妊娠初期の過ごし方

基本的なケアとつわりについて

基本的なケアとしては、規則正しい生活、食生活を送り、そして身体を冷やさないように心掛けましょう。

つわりがある方は、少しずつでいいので食べられる時に食べられる物を摂りましょう。
今まで大好物だった物を一切受け入れられなくなったり、意外な物が受け入れられたりするのがつわりです。

また、食べ物以外にも、シャンプーや洗剤、柔軟剤の匂いにも敏感になりますので、可能であれば匂いの少ないものを選ぶといいかもしれません。

ちなみに私の周りでつわりを経験された方で、カップラーメンやハンバーガーなどのジャンクフードが唯一口にできた食べ物だ、という方もいます。

他には枕元にスティックパンを置いておいて起きて気持ち悪くなる前に起き上がって食べると言った方もいました。

吐き気や嘔吐で一日中悩まされ、気分も憂鬱になりますが、つわりは胎盤が完成するまでに必要なホルモンの影響で起こる症状です。
なかなか前向きな気分になるのが難しい時期ではありますが、赤ちゃんが育つ環境を整える期間であるという事を覚えておいていただけたら幸いです。

そして、家族の方は、無理に食べさせようとしないでください。
つわりの時期は本当に妊婦も周りの方も心配になりますが、「食べられるものを食べたい時に食べる」が鉄則です。

一緒に何が口に出来るか探してあげようという気持ちで支えてあげましょう。

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支え合って乗り越えよう

家事も今まで通りできなくなります。
今まで家事などを奥様に任せっきりであれば、この機会に家事ができる旦那様になってください。

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産後はさらに赤ちゃんの世話で家事に手が回らなくなります。
今から練習するぞ!の気持ちで共に乗り越えましょう。

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妊娠中の過ごし方シリーズ