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鐘楼は高さ36m!ロマネスク式建築の大聖堂「カトリック碑文谷教会(サレジオ教会)」【都市伝説ツアーズ】

カトリック碑文谷教会(サレジオ教会)

都市伝説の語り部で放送作家でもある怪奇ユニット「都市ボーイズ」の2人(以下、岸本さん、はやせさん)が目黒区内の名所や伝説のスポットを訪れる観光バラエティー番組「都市ボーイズの都市伝説ツアーズ in めぐろ」。第7弾の放送が決定しました!

今回訪れたのは目黒区碑文谷にあるカトリック碑文谷教会(通称サレジオ教会)です。住宅地にたたずむ白亜の教会は、中世西ヨーロッパの建築様式であるロマネスク様式。美しい外観が目を引きます。

聖水が湧き出る「ルルドの泉」の言い伝え

カトリック碑文谷教会(サレジオ教会)

まずは「ルルドの泉」のご紹介から。ルルドの泉は元々フランスにあるカトリックの巡礼地です。そこにはこんな言い伝えがあります。

フランスの貧しい少女が洞窟のそばで綺麗なお姉さんに出会いました。少女はお姉さんに「顔を洗ってごらん」と言われましたが、そこに水はありません。「手で掘ってごらん」と言われ少女が地面を手で掘ると、そこから泉が湧き出たのです。その水は病気を治す力を持つ聖水でした。そして声をかけたお姉さんは聖母マリアだったのです。

サレジオ教会にあるルルドの泉は、このような謂れのあるフランスの泉を模して作られたものです。

280年前の油絵「江戸のサンタマリア」

カトリック碑文谷教会(サレジオ教会)

それでは教会の中を見ていきます。

入口の小祭壇上には「江戸のサンタマリア」と呼ばれる聖母画のレプリカが飾ってあります。この聖母画は280年前に描かれたもので、サレジオ教会はこの絵のために捧げられた教会なのです。

他にも長崎と京都に有名なサンタマリアの絵画があり、こちらの聖母画と合わせて日本3大サンタマリアとして知られています。

壮大な天井画はどのように描かれたのか?

カトリック碑文谷教会(サレジオ教会)

次に聖堂へと向かいます。

聖堂の祭壇前面には「最後の晩餐」(模写)が飾られており、壁には12枚の色鮮やかなステンドグラスが嵌められています。このステンドグラスにはキリストの誕生から復活までが描かれているのだとか。

そして高さ36mにもなるアーチ状の天井には、一面に緻密なフレスコ画が施されています。日本の建築では、地上で絵を描いてから天井に吊り上げられるのですが、こちらの天井画は一人の修道士が足場を組んで、仰向けになって描き上げたものだそうです。

さて、特別に許可をいただいて、二人は上に向かう階段を上ります。高いところが苦手な岸本さんも、なんとか鐘楼がある頂上へ辿り着くことができました。こちらに設置されている鐘は、ミサや行事がある際に鳴らされるそうですよ。高さ36mから眺める景色は壮観です!

カトリック碑文谷教会(サレジオ教会)

カトリック碑文谷教会(サレジオ教会)とは

カトリック碑文谷教会(サレジオ教会)

サレジオ修道院が昭和29年に建設した壮大優美なロマネスク様式のカトリック大聖堂。教会に入ると江戸で殉教したイタリア人宣教師シドッティが携えてきた絵画「江戸のサンタマリア」のレプリカが出迎えてくれます。この教会は江戸のサンタマリアに捧げられた教会です。

人間は猫を信仰している?むりやり都市伝説

ある学術誌でオクラホマ大学の研究チームによる、信仰の有無とペットの関係性について書かれた論文が発表されました。

それによると、無神論者はなぜか猫を飼うケースが多いのだそう。そして有神論者が宗教から求めるものを、猫で代用しようとする傾向があるというのです。もしかすると、人は無意識のうちに猫ちゃんを信仰の対象として見ているのかもしれませんね。

ニャンとも不思議な都市伝説でした♪

\壮大で美しい天井画、ぜひ動画でご覧ください!/

【都市伝説ツアーズ公式YouTubeチャンネル】
企画:一般社団法人 めぐろ観光まちづくり協会
制作:イッツ・コミュニケーションズ株式会社

カトリック碑文谷教会(サレジオ教会)

■住所
東京都目黒区碑文谷1-26-24

■URL
https://himonya-salesio.jp/

※本記事の内容は公開時点での情報です。公開後の時間経過により名称や情報等が異なる可能性がございます。あらかじめご了承ください。

(映像公開日:2022年3月22日)