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母乳育児をしたいママたちへ【助産師コラム】

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「母乳育児」と聞いてどのようなイメージがあるでしょうか?

私は母乳育児に力を入れている病院で働いていた時期が長いので、出会ったママ達の多くが母乳育児をしたいと希望されていました。しかし、産後ほとんどのママ達が「母乳育児がこんなに大変だと思わなかった。」と口を揃えます。

それはどうしてでしょうか?

ママ達からは次のような声が多く寄せられます。

「母乳って勝手に出るものだと思った」
「赤ちゃんは自然と上手に吸うもんだと思った」
「こんなに乳首が痛いと思わなかった」
「赤ちゃんはおっぱい吸ったら寝るものだと思った」

実際に母乳育児は大変です。
今回は母乳育児にトライしたいママ達、母乳育児に悩むママ達に少しでも母乳育児が楽になる、楽しくなるヒントをお伝えします。

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母乳育児を続けていくことで大切なこと

まず母乳育児を続けていくには「頑張りすぎない」ことが大切です。

母乳育児では3時間ごとの頻回授乳が推奨されていますが、リズムが確立するまでは3時間も空かないことがほとんどです。

それに加えて初めは母乳の分泌量と赤ちゃんが欲しがる量のバランスが合わず、それを回数で補うことになります。つまり3時間も経たないうちに泣き出し、おむつを替え、傷だらけで痛い乳首をマッサージして授乳をするというのを1日10回程繰り返します。

ママ達にとっては毎回の授乳の時間がプレッシャーになり戦いになります。
なので、無理はせずに頑張りすぎないことが母乳育児を続けていくポイントになります。

そして、少しでも早くリズムを確立するためには、赤ちゃんの欲求に母乳の分泌が追いつくことがもうひとつのポイントとなります。

そこで母乳分泌を促進させるポイントをいくつか紹介します。

母乳分泌を促進させるポイント

1. 身体を温める。冷やさない。

母乳は血液から作られます。身体が冷えていて血液循環が悪いと母乳分泌も落ちてしまいます。産後1ヶ月はシャワー浴だけになるので、バケツで足浴をしながらシャワーするなど工夫をして身体を温めましょう。レッグウォーマーや腹巻きなどもオススメです。

2. 根菜類を積極的に摂る

血液循環を良くする為に、ビタミンやミネラルが豊富な根菜類を積極的にとることで母乳分泌増加に繋がります。産後の便秘解消にも繋がりますよ。
糖類や油分は母乳を詰まりやすくすると言われていますが、極端な制限はストレスになります。常に疲れている状態で食事の楽しみまでなくなると、母乳育児も楽しくありません。バランスよく食べるといいですね。

3. 水分をしっかりこまめに摂る

授乳期はとても喉が渇きます。しっかりこまめに水分を摂りましょう。ただし、氷でキンキンに冷やした飲み物ではなく、常温または温かい飲み物をオススメします。
いつも同じ味だと飽きるので、お茶や紅茶やハーブティーなど様々なものを楽しみながら摂りましょう。

4. 相談できる相手を見つける

最後に、母乳育児を続けていく為に必要なのは相談できる相手を見つけておくことです。出産した病院でもいいです。地域の助産院でも、個人で母乳マッサージをしている助産師さんでもいいですね。

母乳育児についてネットで検索すると、様々な情報で溢れていて何が正しいか分からなくなります。
そんな中、信頼できる人がいればそれだけで心強いものです。

出産した病院に母乳外来があるのか、また保健センターなどに問い合わせてお住まいの地域に母乳外来や、出張で母乳サポートをしてくれる助産院や専門家がいるかをあらかじめ調べておきましょう。

頑張り過ぎず、無理せず、あなたスタイルの母乳育児を楽しめますように。

母乳育児をしたいママたちへ2

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マタニティブルーを乗り越えるために【助産師コラム】

最近注目されているマタニティブルーや産後うつ。
これらについて皆さまはどのような理解をされているでしょうか?

助産師として働く中での私の印象としては、程度や内容は異なりますがほぼ全例のママ達にマタニティーブルーが起こっているように思います。

これから出産される方はもちろん、育児真っ只中で頑張ってらっしゃる方、そしてそんな女性たちのパートナーを含めた家族の皆さまにも正しい認識をして、ママのよき理解者となっていただけたらと思います。

マタニティブルーとは?

そもそも「マタニティブルー」とはどういった状態を指すのかということからお話しします。

お産が終わると産後の身体にはホルモンの大きな変化があり、お産の疲れや身体の痛みが完全に回復する前に育児が始まります。短期間で産後の身体には大きな変化が起こっている状態です。さらには、慣れない育児への不安やプレッシャー、授乳トラブルや寝不足が重なります。マタニティブルーの原因は、このような様々な条件が考えられています。

マタニティブルーには、さまざまな症状があります。

  • 涙もろくなる
  • 感情の起伏が激しくなる
  • 集中が続かない
  • 食欲不振
    など

私自身も、出産後に典型的なマタニティブルーを経験しました。
悲しくないけど涙がでるのはもちろん、何気ない一言に傷つき、泣いたり腹を立てたりと、産後は喜怒哀楽のジェットコースターでした。

そんな状態でも、当の本人はマタニティブルーに気づかず、ただただ悲しんだり腹を立て、すぐ後には笑っています。周りの家族はどう接するべきか、なんて声をかけたらいいか分かりませんよね。

ましてや初めての出産、育児を経験されている家庭では、ママはもちろん、パートナーだって初めての事だらけで不安だらけな状態。一緒に悩んだり、心配したり、何もできない自分がちっぽけに感じるパートナーはたくさんいます。それでも、大丈夫です。あなたにできることはたくさんあります。

マタニティブルーをどう乗り越えていくか

もし、この記事を読んでるあなたが「マタニティブルーかも?」と思われても心配することはありません。

マタニティブルーは誰にでも起こりうることで一過性の症状です。自分でも感情をコントロールできず不安になるかもしれませんが、それでいいんです。無理にコントロールしようと思わず、泣きたければ泣いて、笑いたければ思いっきり笑えばいいんです。大切なのは、それができる環境に自分を置くことです。

そしてパートナーや家族の方にできる最大のサポートは「寄り添うこと」です。
これは、一緒に泣いたり笑ったりしてくださいということではなく、ただママの感情の変化に理解を示し、否定したり無理にコントロールしようとせず、そのまま感情を出させてあげて欲しいのです。

繰り返しになりますが、マタニティブルーは一過性のものでいずれ落ち着きます。温かく見守ってください。

地域によっては、産後に入所し助産師や保健師と一緒に育児に慣れていくという「産後ケア施設」もあります。里帰り出産ができなかったり家族からのサポートが難しい方、育児に自信のない方などが利用されています。抽選が必要だったり希望者全員が利用できるわけではないことが多いという難点もありますが、産婦人科の先生や地域の役所の方に確認してみてください。こういったサービスも利用しながら、乗り越えていきましょう!

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため入所を制限している可能性もあります。

マタニティブルーから産後うつにならないために

そして、ここが重要なポイントです。

マタニティブルーは一過性ですが、中には産後うつに移行する場合もあります。とくに基礎疾患に精神科系の症状がある方は要注意です。
産後1ヶ月以上経ってからもマタニティブルーの症状がある、もしくは強くなっていたり、いつもと様子が違う、マタニティブルーの症状が強く育児が手につかないなどの状態であれば専門家に早期に相談することをお薦めします。

ママは24時間ずっと一生懸命に頑張って育児をしています。ホッと一息つく時間もありません。私自身、産後1ヶ月を思い出すと、赤ちゃんの健康状態・母乳・身体の痛み・疲労など色んな心配の海に溺れながらガブガブ水を飲んでたように思います。時間が経つと、思ったより浅瀬に居たんだ、大丈夫だと思えましたが、その時は必死でした。

産後のママは、赤ちゃんのことで頭がいっぱいになり、自分の変化に気づきにくい状態です。そばにいるパートナーや家族全員で、赤ちゃんはもちろんママ自身を温かく見守ってサポートしてあげましょう。

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分娩期の過ごし方で大事なこと【助産師コラム】

暑い日が続き、また新型コロナウィルス感染も落ち着かない中、妊婦さんや子育て中の方、何をするにも気にかけることが多くて大変ですよね。適度に息抜きしながら乗り越えましょう。

今回は、前回の「入院のタイミングって?」の流れを受けて「分娩期の過ごし方で大事なこと」についてお伝えします。

楽しかったり大変だったりする妊娠期を経ていよいよ入院となった時、この先に待つ陣痛や会陰切開の心配や恐怖、待ちに待った我が子とのご対面への期待などでソワソワ・ドキドキしますね。

それに加えて最近は新型コロナウィルスの影響で出産時の立ち会いも禁止となっている病院も多く、これから出産される方は不安もたくさんあると思います。
だけど、安心してください。
病院にはしっかりみなさんの出産をサポートしてくれる助産師、看護師、医師がいます。医療者もみなさんが素敵な出産体験ができるよう、安全で安心な入院生活が送れるよう、精一杯のケアに努めます。

もちろん陣痛は痛いです。
私も出産を経験しましたが 、あらゆる内臓を上から下から色々な方向から、とてつもない力で引っ張られたり、ねじられたり、押されたりしてるようでした。
正直、助産師としてさまざまなお産に立ち会って来た私の想像を絶する痛みでした。

でも大丈夫です。必ず乗り越えられます。必ず終わります。立ち会いがあってもなくても大丈夫。
助産師がそばについて 一緒に陣痛を乗り越えるサポートをします。

大事なのは呼吸を忘れないこと

これから出産をされる方にお伝えしたい分娩期の乗り越え方で大事なことは「呼吸を忘れないこと」です。

何度も何度も心が折れて弱音を吐いたり、泣きたくなったり、怒りたくなったりしますが、とにかく呼吸を忘れないこと。

痛くて息を止めたり、息を吸ってるのか吐いてるのか分からない状況になるかもしれませんが、そんな時はとにかく「息を吐く」ことを意識してみてください。
なぜ呼吸が大事かというと、赤ちゃんに酸素を送るために必要だからです。

私が出産を経験してみて感じたのは「母親はどんな痛みや苦しみの中でも、赤ちゃんにとっての最善を尽くそうとする」ということ。

痛みで赤ちゃんのことを気にかける余裕もない時もありますが、 そんなときは モニターから流れてくる赤ちゃんの心臓の音を聴きながら、ゆっくり息を吐いてみましょう。陣痛はピークを越え、だんだんと痛みもおさまります。

助産師もしっかり声かけをしますので、その声かけに身を任せるのもいいです。
赤ちゃんも全身を陣痛でギューっと押されながら、お母さんに会うために、元気な産声をあげるために、必死に頑張っています。たまに違う方向に向いたり、ちょっと休憩したりしながら、少しずつでも確実に生まれてこようとします。

その赤ちゃんの頑張りをサポートするのがお母さんの呼吸です。産声をあげて赤ちゃんが自分で呼吸するまでは、しっかり酸素を送ってあげましょう。

ひとつひとつ全部上手にする必要はありません。
ただ、意識するしないでは大きな違いがあります。

呼吸を意識することで、そばにいる助産師の「ゆっくり吐いて〜」「息止めないで〜」と言う声かけが耳に入ってくるはずです。

助産師がずっとそばについていられれば良いのですが、四六時中は難しいです。ひとりになって心細くなることもありますが、そんな時も、息を吐くことにだけ集中していればきっと心も落ち着いてきます。

出産は本当に赤ちゃんとお母さんの二人三脚です。
赤ちゃんもお母さんも お互いに会いたい一心で一生懸命です。
陣痛は痛いですが、一回一回の陣痛を乗り越えるたび、赤ちゃんに会えるまでのカウントダウンが進みます。

これから出産される方、 不安もたくさんありますよね。
そんな不安も かわいい赤ちゃんに 会ったとたん吹っ飛び、 幸せで溢れますよ。
絶対に乗り越えられるから大丈夫。

赤ちゃんもお母さんも頑張れ!

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入院のタイミングって?【助産師コラム】

妊娠_入院のタイミング

いよいよ出産を間近に控えた妊婦さんの多くが、いつ入院したらいいのだろう?と不安を抱いています。

特に初めての出産であれば、陣痛が一体どんなものかも分からないし、お産の始まりに気づけなかったらどうしよう?一人きりの時に何かあったらどうしよう?など多くの不安を抱かれます。

今回は、お産の兆候や、 入院のタイミングについて説明します。

■陣痛

陣痛は子宮の収縮に痛みが伴うものを指します。妊娠37週から正期産と言われますが、その時期になると不規則なお腹の張りや、前駆陣痛という、痛みを伴う不規則な周期での子宮の収縮があります。
陣痛が10分間隔になり、それ以上間隔が空かなくなれば陣痛開始となります。

初産婦であれば、陣痛が10分間隔になった時、経産婦であれば、陣痛が10〜15分間隔になった時に病院に連絡をして指示を仰ぎましょう。

しかし、妊娠合併症の有無や子宮口の開大具合、病院までの所要時間、過去の出産経験などにより入院のタイミングが異なるので、正期産近くなったら妊婦健診時に確認をしておきましょう。

■破水

バシャっと分かりやすく破水することもあれば、尿漏れに近い感覚で破水する場合もあります。破水した場合には感染予防のため入院となります。

破水が疑われる場合は、すぐに病院に連絡し、清潔なナプキンをつけ、入浴やシャワーは避け、病院に向かいましょう。

■おしるし(産徴)

正期産になると子宮の収縮に伴い、おりものに出血が混ざったり、少量の出血が見られます。
これを、おしるし(産徴)と呼びます。

おしるしだけがあり、陣痛や破水がない場合は普段通りの生活を送りましょう。

ただし、生理2日目(一番多い日)の様に、鮮血の出血が多量に見られる場合はすぐに病院に連絡しましょう。

■交通手段について

来院の指示があった場合の交通手段は考えていますか?
ほとんどの方が、自家用車やタクシーを利用されると思います。
ところが、お産はいつ始まるか分かりません。

いざ病院に向かう時に家族が不在、タクシーがつかまらないなどという状況がないよう、あらかじめタクシー会社の連絡先などの準備をしておくといいでしょう。

近年、妊婦さんの利用率が高い陣痛タクシー。
あらかじめ事前登録をすることで、スムーズにサービスを受けられます。

分娩以外にも、妊婦健診や緊急の受診、赤ちゃんを連れての退院の際にも利用が可能なものなど、会社により多種多様なサービスを提供しています。
自宅から病院までの地域をカバーしている会社を探して、事前にいくつか登録しておくことをお勧めします。

最近は新型コロナウィルスの影響で、立ち合い出産や面会に制限がある病院がほとんどです。里帰り出産に関しても、急な分娩先の変更を余儀なくされる場合もあります。

※2020年5月現在


しっかりと夫婦、家族で話し合い、また病院ともしっかり連携をとりながら、まずは安全第一の行動がとれるようお産に向けて心身の準備を進めていきましょう。

みなさまの安全と、健やかな妊娠・出産を心より願っています。

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赤ちゃんを迎える準備【助産師コラム】

初めて出産、育児をされる方は赤ちゃんグッズやお家の環境など、何から手をつけていいか分からないと思います。
赤ちゃん用品を扱うお店や雑誌、ネットでも可愛らしいグッズがたくさんで見ているだけでワクワクしますね!

今回は、私が出会った先輩ママ達から聞いたアドバイスや助産師としての経験をもとに、一体どんな準備が必要か、いつまでに何をしておくとよいかなどをお伝えします。

まずは、赤ちゃんと暮らす環境の準備を衣食住に分けてご紹介します。

「衣」

赤ちゃんのお洋服

赤ちゃんのお洋服はそれぞれの予定日の季節に合わせて準備が必要です。周りに子育てを終えられた方や着なくなった服などをお持ちの方がいらしたら、ぜひ譲り受けましょう。赤ちゃんは洗濯してクタクタになった柔らかい素材のものを好みます。新品も必ず一度洗濯してから使用しましょう。

用意する服の枚数ですが、短肌着・長肌着は2~3枚で充分です。中には想像を遥かに超えた体重で産まれてきて、用意していた服をごく短期間しか着せられなかったという方もいます。あらかじめ準備する枚数は最小限にして、生まれてから買い足す方が良かったと多くの先輩ママがお話をされています。

赤ちゃんを迎える準備_赤ちゃん

「食」

授乳グッズやミルクグッズ

あまり前もって準備する必要はありませんが、どのようなものがあるのかは、あらかじめ見ておくといいでしょう。入院中におっぱいだけで足りる場合やミルクを補足しながらの場合など、人それぞれで、こればかりは赤ちゃんが産まれてからでないと分かりません。あらかじめミルク補足をしたいと考えている方は、哺乳瓶や乳首、消毒セットなどを準備していても良いと思います。

赤ちゃんを迎える準備_お母さんと赤ちゃん

「住」

お家の環境

赤ちゃんと暮らす環境で最も大切なのは安全であることです。日本は地震も多い国なので、赤ちゃんを寝かせる場所の周りには大きな家具や置物などは置かないようにしましょう。
また耐震対策などされていない場合は、今から準備しておくと良いでしょう。高い場所の作業が必要になることもあります。家族に協力してもらい、無理をしないようにしてくださいね。

赤ちゃんのお風呂

抵抗力の弱い生後一ヶ月は、赤ちゃんは沐浴と言って大人と同じ湯船ではなく、赤ちゃんだけの浴槽が必要になります。
最近は、ベビーバス以外にも、コンパクトで軽い空気で膨らますタイプや、洗面台や台所シンクに吸盤でつけれるタイプなどがあります。

一ヶ月間、自宅で過ごすのか里帰りなのか、どういった場所・環境で沐浴をするのかを考えた上で準備するといいですね。

場所選びのポイントは、腰に負担にならない高さや場所、準備・片付けのしやすい場所です。お風呂の蓋の上は不安定な為避けてください。

沐浴には、石鹸を使用します。
赤ちゃんは新陳代謝が活発で汗っかきです。しっかり頭から足の先まで石鹸を使ってきれいに洗ってあげましょう。もちろんお顔もですよ。

石鹸選びは、固形タイプ・泡タイプ・液体タイプ、ご自身の使いやすいもので構いません。
私の勤めていた病院でも、石鹸タイプのものや、泡タイプのベビーソープなど様々なタイプを使用していました。
沐浴で使用する物品の掃除は、浴室用の洗剤で大丈夫です。

赤ちゃんを迎える準備_おふろ

ベビーカーや抱っこ紐など

今後必要になる、ベビーカーや抱っこ紐、スリング。これは、生まれてから準備するのでも充分間に合います。生後一ヶ月は赤ちゃんの抵抗力も弱いため、あまり外出はおすすめできません。つまり、生まれてすぐ必要にはなりませんね。

先輩ママ達からは、「生まれる前から準備したけど、生まれてから使ってみたら赤ちゃんが嫌がって使えなかった」や「買わなくてもお下がりを譲り受けた」などの声が聞かれます。デパートでも様々な種類の商品があり、実際に試す事も出来るので、その後の購入がオススメです。

赤ちゃんを迎える準備_抱っこ

あれもこれもとたくさん準備するものがあって大変に思えるかもしれませんが、赤ちゃんの誕生を楽しみに、少しずつ準備を整えながら過ごすことで、人生の一大イベントのお産に向けて気持ちの準備も整うはずです!

くれぐれも、体調の良い時に、無理のない程度に準備してくださいね!

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【助産師コラム】妊娠後期の過ごし方〜おすすめのお産グッズ〜

妊娠28週以降を妊娠後期といいます。
妊娠後期に入ったら、出産に向けての準備やお産後に赤ちゃんと暮らす環境の準備を始めましょう。

まず、出産に向けての準備は、病院により入院中に必要なものは異なりますので、それぞれのかかりつけの病院からもらうパンフレットにそって準備をすると良いでしょう。

お産に便利なグッズ

私が多くの産婦さんを見ている中で、お産中、これは便利だなと感じたのは、ペットボトルにつけられるストロー!

陣痛中はこまめな水分摂取が必要となりますが、幾度と来る陣痛と戦っている中、自ら起き上がって水分摂取をするのが困難になる事があります。
そんな時、ペットボトルにつけられるストローは大活躍です。

他には、絶対に必要なものではないですが、「自分にとって落ち着くもの」「リラックスできるもの」を準備しておくといいです。

陣痛で慣れない病院にいると、心身ともに緊張状態が続き、疲労に繋がります。この疲労が分娩進行にも影響します。なるべくリラックスして家にいる時のゆったりした雰囲気で過ごせるよう、自分流のリラックス方法を見つけると良いですね。

今まで出会った産婦さんの中には、自分の好きなアロマや香りを小さなサシェにして持っていたり、好きな音楽のプレイリストを作って聴いていたりしました。

骨盤ベルトとマッサージ

また、妊娠後期になるとお腹も大きくなり子宮全体を支えるためにその周りの靭帯が変化したり、お産に向けて自然と骨盤が緩んできますので腰痛に悩まされる方も多いです。

そんな時役立つのは骨盤ベルトとマッサージ。

マッサージは陣痛を乗り越えるのに不可欠です。
普段から旦那さんにどこをどの様にさすってもらうと気持ちいいか、どの位の力加減がいいかなどコミュニケーションをとる時間を持つと、いざお産となった時に旦那さんも何をしていいのか分からないといった状況も回避できるのではないでしょうか?

骨盤ベルトの購入を検討されている方は、お腹を圧迫するものではなく、骨盤自体を支えるタイプを選びましょう。骨盤ベルトは産後も使えるので便利です。

お腹を圧迫するものは、将来、子宮脱のリスクを高めると言われているので注意が必要です。

妊娠中の過ごし方シリーズ

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【助産師コラム】妊娠中期の過ごし方

おっぱいケアについて

突然ですが妊婦のみなさん、おっぱいのケアはしていますか?

赤ちゃんが生まれてからの栄養に関しては、完全母乳、混合栄養、完全ミルクなど様々な方法があります。
どんな方法を選択するかは、ご自身の体調、育児環境、サポート状況、仕事の復帰時期などを考え、どのような方法で育児をしていくのかも考えるといいですね。

大人は1日3食ですが、赤ちゃんは1日8〜10回おっぱいやミルクを飲みます。
つまり、完全母乳の場合、2〜3時間毎におっぱいを吸わせる事になります。

慣れない授乳で乳頭に傷ができる方も多く、この1日8〜10回訪れる”授乳”が苦痛になり、たくさんの先輩ママ達は口を揃えて「おっぱいをあげるのがこんなに大変だと思わなかった。」「妊娠中からお手入れしておけば良かった。」と涙を浮かべます。

母乳で育児をしたい方は妊娠中からのお手入れが非常に大切になります。せっかくの授乳時間、苦痛を感じてストレスになるのではなく、可愛い我が子を胸に抱いて、幸せな気持ちでお乳をあげたいですよね。

マッサージを始められる時期

乳頭や乳輪は非常にデリケートで皮膚も薄くなってます。
妊娠中の体の変化として、乳房が大きくなったり、乳輪や乳頭の色が濃くなるなどの変化もあります。
これは産後赤ちゃんに授乳する時に傷つきにくくするための自然な変化なので心配いりません。

胎盤が完成する16週以降、安定期に入ってから、お腹の張りや出血などなく、安定した状態であればおっぱいのケアを始められます。

乳房や乳頭の形も硬さも十人十色です。
赤ちゃんにとって吸わせやすいおっぱいにはいくつか必要な条件があります。それは、乳輪・乳頭の柔らかさと長さです。ケアをするにあたって、柔らかさは耳たぶまたは唇の柔らかさを目安にすると分かりやすいかもしれません。

マッサージにおすすめのクリーム

マッサージする際は、摩擦などによる傷を防ぐため、オイルやクリームを使用することをオススメします。オススメは、赤ちゃんの口に入っても安全な授乳中にも使える製品です。使い慣れてるものだと、お産後にも抵抗なく使えますね。

産院でよく使われているのは、ラノリン油や馬油製品です。赤ちゃん製品で調べるといくつかあるので、好みのものを選びましょう。

マッサージするタイミングは、お風呂上りなど血行がよくなり、体がリラックスした状態がオススメです。マッサージする際は、必ず爪は短く切り、石鹸で手を洗って始めます。

まずは、オイルなどを乳輪・乳頭に塗り、乳頭を親指、人差し指、中指で優しくつまみながら伸ばします。これを360度まんべんなく行います。

マッサージの仕方

少しでもお腹の張りや痛みを感じる場合は、マッサージはストップし、オイルを塗るだけにしましょう。お腹の張りもなく、慣れてきたら乳頭を左右にひねったりして、乳頭の付け根を柔らかくしましょう。

お腹が張ってマッサージができないときは?

もしお腹が張ってマッサージができない場合でも諦めなくていいんです。
乳腺の発達を妨げないよう、ワイヤーの入ったブラジャーはやめ、ノンワイヤーのものやソフトワイヤーの下着をつけましょう。さらにいいのはノーブラです。生活に合わせて下着も変えていきましょう。

そして、身体を冷やさないように腹巻やレッグウォーマーを身につけて、身体の血流を良くしましょう。母乳は血液です。血流が悪いと母乳の分泌にも影響します。

またお腹も張りやすくなります。体を温めて、身も心もぽかぽかな妊婦生活を送りましょう。

切迫早産について

そしてもう一つ、妊娠中期で注意したいのは切迫早産です。

切迫早産とは、正期産である37週以前に出産に至る可能性が高い状態をいいます。
自覚症状としては、お腹が張りやすい、またはお腹の張りに痛みが伴う出血などです。

この様な症状がある場合は、妊婦健診の時にお医者さんに相談するのはもちろん、かかりつけの産科に連絡をし、必要であれば受診をしましょう。

症状がある場合、自宅安静でOKな場合と、入院して点滴管理が必要になる場合があります。
状態によっては、正期産になるまで入院しつづけないといけないこともあります。

仕事の引き継ぎはどうする?

妊娠中期はまだお仕事をされている方も多いと思います。
急な入院で仕事のポストを空けてしまうのは職場に迷惑をかけてしまうと考えてストレスに感じる方もいるでしょう。業務引継ぎなどが必要な場合もあるでしょう。

妊娠中期に入り安定したら、出来るだけ早く上司に妊娠の報告と、非常事態に対応していただけるよう相談しておくといいでしょう。

第二子以降の場合

すでにお子さんがいらっしゃる方は、急な入院となり、お子さんの送り迎えやお家のことなど様々な段取りを急遽迫られることもあります。

妊娠が判明して妊娠中期に差し掛かる頃には、家族でよく話し合い、急な事態をどのように協力して乗り越えるかをあらかじめ決めておきましょう。

赤ちゃんを迎える準備を万全に

何が起きるか分からないのが妊娠・出産。
家族でしっかりと話し合う機会を持つことで、万が一の事態もゆったりとした気持ちで乗り越えられます。そして、家族にとってもこれから迎える赤ちゃんとの生活に向けての心構えや準備を整えるいい機会です。

妊娠中期は安定期といわれ、胎動も感じ始める時期で、ママ自身も妊娠を楽しめる時期になります。
ぜひ、家族全員で赤ちゃんを迎える準備を万全にしていきましょう。

これから寒い季節になります。身体の冷えはお腹を張りやすくさせます。しっかり身体を温める服装をし、温かい飲み物や身体を温める食材を積極的に摂りましょう。

身体の循環を良くすることで、妊娠中期のマイナートラブルである便秘や腰痛なども軽減されますよ。

妊娠中の過ごし方シリーズ

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【助産師コラム】妊娠初期の過ごし方

助産師コラム_妊娠初期の過ごし方

妊娠すると安全に無事に経過して欲しいですよね。
妊娠前は気にしていなかった生活習慣だったり、食生活や体調の変化に敏感になる方はたくさんいます。

ただ、なにがダメでなにがいいのか分かりづらいことがあっても、妊娠初期は妊婦健診はおよそ一ヶ月に一回。聞きたい時に聞きたいことを聞けずモヤモヤしますよね。

そこで、今回は妊娠初期の過ごし方、注意したい症状や対処法についてお伝えします。

妊娠初期に注意したいこと

まず妊娠初期といわれるのは、妊娠0~15週の期間をいいます。
妊娠週数は受精前の最終月経からカウントが始まります。

代表的な妊娠初期の異常は、流産、子宮外妊娠、妊娠悪阻(つわり)などがあります。そして、妊娠初期に注意したい症状は、「出血」と「下腹部痛」です。

実際に妊娠初期の妊婦さんが妊婦健診以外で時間外受診される要因も、やはり出血や腹痛を主訴とされる方がほとんどです。

妊娠初期は、妊娠を維持するためのホルモンの影響や、身体が妊娠に適応する過程で下腹部辺りに違和感を感じる方も多くいらっしゃいます。

出血や下腹部痛があるからといって、必ずしも異常な経過とは一概に言えませんが、そういった症状がある場合は、身体からのサインが送られてるんだと認識し、注意をしてください。

何か症状が出たらすぐに受診する

仕事をされている方やもうすでにお子さんがいらっしゃる方は、「仕事が休みづらくて」や「子どもを見てくれる人がいなくて」といった理由で症状があってから受診するまでの時間が空いたりする事も多々あります。

妊娠が判明したら、そこから身体の変化や生活の変化、突然の出来事に対応できる環境作りも始めましょう。妊娠・出産・育児は何がいつ起こるか分からないものです。

過敏になる必要はありませんが、しっかりと身体からのサインに耳を傾けて対応できるように心掛けましょう。

そして妊娠初期に出血がある場合は、早めに受診をしましょう。

助産師コラム_妊娠初期の過ごし方

基本的なケアとつわりについて

基本的なケアとしては、規則正しい生活、食生活を送り、そして身体を冷やさないように心掛けましょう。

つわりがある方は、少しずつでいいので食べられる時に食べられる物を摂りましょう。
今まで大好物だった物を一切受け入れられなくなったり、意外な物が受け入れられたりするのがつわりです。

また、食べ物以外にも、シャンプーや洗剤、柔軟剤の匂いにも敏感になりますので、可能であれば匂いの少ないものを選ぶといいかもしれません。

ちなみに私の周りでつわりを経験された方で、カップラーメンやハンバーガーなどのジャンクフードが唯一口にできた食べ物だ、という方もいます。

他には枕元にスティックパンを置いておいて起きて気持ち悪くなる前に起き上がって食べると言った方もいました。

吐き気や嘔吐で一日中悩まされ、気分も憂鬱になりますが、つわりは胎盤が完成するまでに必要なホルモンの影響で起こる症状です。
なかなか前向きな気分になるのが難しい時期ではありますが、赤ちゃんが育つ環境を整える期間であるという事を覚えておいていただけたら幸いです。

そして、家族の方は、無理に食べさせようとしないでください。
つわりの時期は本当に妊婦も周りの方も心配になりますが、「食べられるものを食べたい時に食べる」が鉄則です。

一緒に何が口に出来るか探してあげようという気持ちで支えてあげましょう。

助産師コラム_妊娠初期の過ごし方

支え合って乗り越えよう

家事も今まで通りできなくなります。
今まで家事などを奥様に任せっきりであれば、この機会に家事ができる旦那様になってください。

助産師コラム_妊娠初期の過ごし方

産後はさらに赤ちゃんの世話で家事に手が回らなくなります。
今から練習するぞ!の気持ちで共に乗り越えましょう。

助産師コラム_妊娠初期の過ごし方

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出生率「1.42」に詰まった妊娠・出産の話【助産師コラム】

この「1.42」という数字は厚労省が発表した2018年の出生率。出生率は15~49歳の女性が一生のうちに何人産むかを示すもの。

以前勤めてた病院の分娩件数は年間1000~1200件だったし、分娩担当の日は出産ラッシュに駆け回ることも多々あった。私の助産師歴はたった10年だけれど、実際にお産の現場にいると、少子化を感じない。

一般的に妊娠出産の経過は、かなりざっくり大きく分けると、医療用語として「正常妊娠」か「異常妊娠」の2種類。けど実際は、グレーゾーンなケースもうじゃうじゃある。むしろ無事に出産して経過良く退院するまでは、みんながグレーゾーンに思えるほど、妊娠出産は奥が深いし、理屈では話せない事が多々ある。

笑顔溢れるキラキラしていて幸せな、パステルカラーの様なイメージの妊娠出産ばかりではないし、血と涙と汗が区別つかないほどに入り混じった怒涛の妊娠・出産だって、たくさんある。

「1.42」は数字にするとかなり少なく、小さな数字に見えるかも知れない。けど、この1.42にはたくさんのドラマがあるのです。

これからの記事では、その「1.42」に詰まった妊娠・出産エピソードやママたちが少しでも気持ちが楽になるような、ちょっとしたアドバイスなどを助産師経験を通してお伝えしていこうと思います。