8月に入り、これからどんどん気温が高くなっていきますね。
赤ちゃんを連れての外出は、暑さ・紫外線対策や虫除けなど気をつけないといけないことがたくさんありますよね。
今回は赤ちゃんと夏のおでかけ時の対策、暑さ対策をお伝えします。
赤ちゃんとのおでかけ時におすすめグッズ
普段の荷物に加え、夏用のグッズが必須ですね。
もしもの時に備え、こちらのグッズを持っていると安心ですよ。
- 虫よけ
- ポータブル扇風機
- 水分補給用の飲み物(ミルク、水、麦茶)
- 保冷剤
- 帽子
- お着替え
- タオル/ガーゼ
赤ちゃんの虫刺され対策
「トラブルから守る!赤ちゃんの夏のスキンケア」の記事でお伝えしたように、赤ちゃんはとても汗っかきです。
蚊は汗の匂いに反応するので実は赤ちゃんは蚊に刺されやすいんです。
月齢に応じた赤ちゃん用の虫よけスプレーやクリーム、非接触タイプの虫よけアイテムも市販されていますので、おでかけの際にはぜひ活用してみてください。
【タイプ別虫よけのポイント】
・クリーム、ジェルタイプ
しっかりと全身くまなく塗布できるので、おでかけ前に塗布しておくと楽です。
・スプレータイプ
服や帽子、ベビーカーや抱っこ紐にも使用できます。
スプレータイプを使用する際は赤ちゃんが吸い込んでしまわないように手にとって塗ったり、口や鼻を軽くガーゼやタオルでカバーして使用しましょう。
・シールタイプ
直接肌に使用することに抵抗がある場合は衣服などに貼るシールタイプの活用がおすすめです。
虫に刺されてしまった場合は、「赤ちゃんとの夏の過ごし方~虫刺されと夏にかかりやすい病気について~」の記事を参考にしてみてください。
赤ちゃんの暑さ・紫外線対策
ベビーカー、抱っこ紐、車移動か徒歩かなど、移動手段によって暑さ対策が異なります。
【移動手段別の対策】
・ベビーカーの場合
街でもよく見かけるのは、ベビーカーにポータブルの扇風機を付ける対策です。ベビーカーは地面から近く照り返しの熱がこもり暑くなってしまうため、扇風機で風を送ってあげるのは良いですね。
ベビーカーカバーで紫外線防止するのもおすすめです。
おくるみで紫外線対策する場合はガーゼ素材の通気性のいいものを使用し、赤ちゃんに直接かけるのではなく、フックなどを活用してベビーカーにかけるようにすると熱がこもらないで赤ちゃんも快適に過ごせますね。
紫外線対策では日焼け止めクリーム以外にも帽子をかぶせるのも良いですよ。
\ これはNG!/
夏に、おくるみをぐるぐるに巻かれた状態でベビーカーに寝ている赤ちゃんもよく見かけます。これでは赤ちゃんは暑くても身動きが取れません。熱中症対策のためにも外出時はおくるみでぐるぐる巻きは避けましょう。
・抱っこ紐の場合
抱っこ紐は通気性の良いメッシュタイプがおすすめ。
保冷剤を抱っこ紐のポケットに入れたり、ガーゼで巻いて首元に添えることで少しでも熱がこもるのを防ぐこともできます。
・車の場合
チャイルドシートやベビーカーに装着できる冷感パッドを使用したりエアコンで空調を調整して、体感温度や車内温度を適切に保ちましょう。
直射日光が当たらないようサンシェードやシールドを活用することも大切です。
【外出時の水分補給】
外出中はこまめな水分補給も大切です。
離乳食が始まる前であれば、授乳やミルクの時間を確保できるスケジュールでの外出プランや場所選びを。離乳食が開始されているのであれば、水分補給をこまめに行うように心がけましょう。
ミルクが足りなくなってしまうこともあるので、外出先のドラッグストアなどを事前に調べておくと安心です。
飲み物について
ミルク以外での水分補給は水か麦茶で十分です。
糖分が含まれている経口補水液やスポーツドリンクは赤ちゃんの積極摂取はおすすめしません。各製品の成分などをご確認ください。
赤ちゃんにマスクは必要?
コロナ禍でのお出かけ、感染予防も気になりますよね。
日本小児科医会からも提唱されているように、2歳未満のお子さんにマスク着用の必要はありません。
2歳以上のお子さまはマスク着用時にもしっかり保護者の管理が必要です。
マスクを着用すると呼吸がしづらく不快感があるし、暑い季節には熱がこもり熱中症のリスクも上がります。荒い呼吸になっていないか、唇の色は悪くないかなどしっかり注意して見ましょう。
赤ちゃんが暑がっているときの見分け方
赤ちゃんが暑いのか寒いのかを判断する際は手足先ではなく、体の中心部(お腹や背中など ) に触れてください。触れた時に冷た過ぎないか、暑過ぎないかをチェックしましょう。
また大人と同様に、暑いと汗が出ます。汗をかいていないか、下着が汗で湿っていないかなどを確認してあげるといいですね。
暑さに加え感染予防対策もあり普段より注意が必要な夏のお出かけですが、しっかり準備と対策をし、楽しいお出かけになりますように。
自分が産まれた時の担当助産師さんの話を母親から聞き、
小さい頃から助産師に憧れを持つ。
現在、助産師歴10年。
現在は都内某有名産院で働いている。
趣味は食べること。