オシャレで華やかなイメージで人気の自由が丘。ファッショナブルな雑貨店、カフェやスイーツショップ、多国籍レストラン、高級スーパーなどが駅周辺にコンパクトにまとめられています。
洗練された街並みも人気のひとつ。通りは美しく区画整理されており、季節ごとの緑が彩り、瀟洒な洋風の建物が数多く並び、異国を散歩しているような気持ちになります。1歩通りを入れば、閑静な住宅街。住民の環境に対する意識は高く、「自由が丘森林化計画」が実施されたり、天ぷら油のリサイクル燃料で走る無料のコミュニティバスを運行していたりと、住民が街を大切にしているということもうかがえます。
今月は、そんな自由が丘からお米のおいしさが実感できる、有機米のおむすび専門店をご紹介します。
体が喜ぶ!おいしいお米が味わえる
自由が丘のニューフェイス
おむすび専門店「七むすび」
今回ご紹介するお店は、駅から徒歩3分のおむすび専門店「七むすび」。昨年の9月にオープンしたお店です。お話を伺ったのは、マネージャーの米元亜希子さん。名前に“米”の文字が入っているなんて!本名でしょうか?「偶然なんですけど、本名です(笑)。会社からは名前を変えないでくれなんて言われます」
お店の一番のこだわりは、何と言っても“お米”。使用しているのは農薬・化学肥料を一切使用しない有機米です。「おむすびにふさわしいおいしいお米を探していてたどり着いたのが、群馬県浦部農園さんのお米です。」1粒1粒がしっかりしていて、もちもちとした食感が特長。そんな力強いお米に負けないよう、具にふさわしい食材を探すのも一苦労したそう。「添加物や化学調味料を使っていないものを探す方が大変で。常に新しい食材を探しています」おむすびに欠かせない海苔にもとことんこだわりが。「有明産の佐賀海苔を使用しているのですが、“これは一番海苔よりもおいしい海苔”とお客さまには伝えています。」パリパリとした食感でありながら柔らかな口どけ、海苔本来の旨みと味の強さは、お米のおいしさをさらに引きたてます。
おむすびの種類はレギュラーメニューが15種類に、季節ごとにその時の旬のメニューが加わります。「人気は定番の鮭と梅ですが、ここでしか食べられない、古代米や大豆を炊き込んだおむすびはぜひ食べていただきたいですね」豚汁、出し巻き卵など、すべての原料にオーガニック素材を使ったおかず類も充実しています。「特に豚汁は有名な豚汁屋さんのレシピを参考にアレンジしました。試行錯誤して出来上がった自信作です。」
1階はテイクアウト、2階のイートインスペースは木の香り漂う、すっきりシンプルな落ち着いた空間。内装は和テイストを得意とするデザイナーさんの手によるもの。「デザートメニューとそれに合う福岡の八女茶もあるので、ぜひ2階はカフェとしても利用していただきたいですね。」
自由が丘という土地柄、子ども連れや家族での来店も多く、今回の紹介者も何より子どもたちがここのおむすびが気に入ってよく通っているとか。「男性のお客さまも結構いらしゃいます。お子さまが好きだから、と会社帰りにおむすび1個買うためにお寄りになることも。自由が丘って素敵な街なんだなと改めて実感しました。」
“お米ひと粒には7人の神様がいる”という言い伝えにちなんでつけられた、店名の「七むすび」。本当にこのお米には神様がいるのかも!?と思ってしまうくらい、パワーのあるおいしさに感動してしまいます。「この有機米は私も初めて食べたときに、体が喜んでる!というのが実感できて感激しました。昔から日本にあるおいしくて体にいいものを、楽しく食べてもらいたい。そんな気持ちで毎日愛情をこめて作っています!」
5月初旬には、旬のしらすとまぐろのおむすびがおすすめだとか。ショッピングやお散歩の途中にぜひ立ち寄ってみてください!
七むすび 自由が丘店
住所:東京都目黒区自由が丘1-29-18
電話番号:03-6421-3119
営業時間:11:00~20:00
定休日:年中無休
席数:21席
※お持ち帰りもできます。
http://www.7musubi.com/
編集後記
「お米を研いだら冷蔵庫で一晩寝かせ、朝起きたら急速で炊く。」これが自宅でできるおいしいご飯の炊き方と、七むすびの米元さんに教えていただきました。みなさんも是非お試しください!
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