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佐賀牛などの国産黒毛和牛を市場で味わう「よしむら」

ステーキも、お刺身も、天ぷらも、すべて一度に楽しめる場所。
友人の想いを胸に「よしむら」の名を受け継いだ料理人が、人と人とのつながりを大切にして腕を振るう場所。
「よしむら」さんは、そんなお店です。

■お肉も刺身も天ぷらも味わえる「よしむら」とは?

川崎市北部市場の関連棟3階、食堂街にある「よしむら」さんは、天ぷらと刺し身とステーキ丼とうなぎを味わえるお店。北部市場の食堂街は海鮮丼を提供する店舗が多かったため、店主の内田一夫(うちだかずお)さんが以前から付き合いのあった関連棟のマツモトミートさんに相談したところ「協力するよ!」と快諾をもらい、佐賀牛などの国産黒毛和牛を提供することになりました。実は「よしむら」という店名は以前からの名前で、8年前に内田さんが引き継いだのです。

■「亀屋会館」で腕を磨いた料理人は、こだわりの趣味人

内田さんの料理人としての歴史は、かつて溝の口にあった江戸時代から続く由緒ある旅籠「亀屋会館」(亀屋・亀屋旅館)から始まります。そして30代半ばで、調布にて魚料理専門店を独立開業。その後はいくつもの店舗で腕を磨き、今に至っています。

そんな内田さん、実はベイスターズの大ファン。中でも飯塚悟史選手を熱く推しています。店の中も外もベイスターズカラーで、店内にはいたるところにサインやユニフォームが。サインは2月のキャンプが市場の休みと重なるため、現地へ行って直接もらっています。年間20試合観戦に行く時もあるそうで、観に行った時は「朝2時半から仕込みだから、翌日は辛い」と照れ笑い。また、2018年のクライマックスシリーズ時に3日間サービスデーを実施したところ、ベイスターズのユニフォームを着た方たちが当日朝から70~80人来店されたのだとか。その中には横浜スタジアムの株主さんも何人かいらっしゃったそうです。

内田さんは車好きでもあり、これまでもロータスヨーロッパやマスタングなど100台以上の車に乗ってきました。十数年前に地元である川崎市高津区役所の前(現むつみ屋)で串焼き店を経営されていた時などは、店舗の前にオープンカーを飾っていたといいます。車仲間のつながりでその頃からマツモトミートさんには出入りしており、よしむら前オーナーとも親交がありました。よしむら前オーナーが体調を崩された時に「お店をやって欲しい」と頼まれて溝の口の串焼き屋さんを閉め、以来、北部市場関連棟3階のよしむらにて腕を奮っています。

次のページでは、お肉、刺身、天ぷらをご紹介します!