■受け継がれたうどんと天ぷら
蓮さんのうどんは、かなりの太麺。だから普通のうどんと同じ感覚ですすることはできません。お店サイドからは「一本ずつすすってよく噛んで食べてください」とのこと。また提供までの待ち時間を短くするために、うどんの茹で上がり時間やお客さんの入る時間を考えながら作業をしています。麺は小が100gで大が200gなので、2人で来店して小を4つ頼み、それぞれ違う味を楽しむ方もいらっしゃるようです。
ぶっかけ(小400円)
コシのある太い麺が際立つ、昆布と醤油ベースの自家製めんつゆのうどん。太麺なのに潰れずキリッとエッジが立っており、口の中で跳ねるような食感が楽しめます。暑い季節にはゆずを入れて、爽やかな風味を楽しみたいですね!
ひやあつ(小350円)
いりこと昆布と鰹節の温かいお出汁に、冷やしてキュッと締まったうどんがたまらない1杯。お好きな天ぷらを乗せてもいいですし、ネギだけでサッと食べるのもおつなもの。個人的には、かき揚げか昆布の天ぷらをおすすめします。
天ぷらセット(200円)
ちくわ天・とり天・春菊のお得なセット。200円なので、天丼に追加される方もいらっしゃいます。とり天は、醤油・みりん・塩胡椒・生姜でしっかり下味が付いていました。
天ぷら単品(100円~)
日によって変わる天ぷら。今回は、出汁を取って甘からに煮詰めて天ぷらにしている昆布と、半熟玉子、かき揚げ(150円)を注文。どれもお求めやすくて目移りしますが、砂糖と醤油だけで味付けされた昆布の天ぷらが……たまりません。これを山のように食べたいです。
■うどんに向き合い、季節と一緒に麺を打つ
親方から学んだ重要なところを中心に、実直に讃岐うどんと向き合っている伊東さん。その日使う分だけ、うどんの生地を作っています。回転率のみを考えたら細麺で食べやすいものを選ぶでしょうが、「蓮」さんでは大手チェーンでは出せないものを目標としています。また「店にあるものは調味料以外ほとんど手作り」で、生姜は国産、「じゃこめし」のじゃこは香川県産のものを使用。うどんの小麦粉には「さぬきの夢」と豪州産のブレンドを使用しています。
Twitterを毎日更新しているのも、うどんの麺が毎日手作りだということを分かってもらいたい、知ってもらいたいから。麺の仕上がりは気温と湿度、気候によって変化するため、毎日測ってうどんを打っています。外の写真を写しているのも、その日の天気を記しておくため。「なんで毎日中華屋さん撮ってるの?」と聞かれるそうですが、「斜向いにあるお店を撮ってるわけではないんです(笑)」と笑っていました。
■店舗データ
【住所】 | 神奈川県川崎市宮前区犬蔵1-9-21 |
【電話】 | 044-982-0640 |
【営業時間】 | 11:00~15:00 |
【定休日】 | 月曜(休日の場合は翌日営業) |
【HP】 | https://sanukiudonren.jimdo.com/ |
【SNS】 | Twitter/Facebook/Instagram |
※ 駐車場は上記HPをご確認ください。
■バスでの行き方はこちら
【宮前平駅から】 宮前平駅は時間によって乗り場が変わります。 |
①宮前平駅の1番・4番乗り場から「生01」「宮03」「宮04」「宮05」「登05」系統のバスに乗車します。 |
②「犬蔵公民館前」停留所で降車して、すぐ東側にある横断歩道を渡って少しだけ東に進むと、お店があります。 | |
③当日の営業状況は、SNSで確認すると確実です。 | |
【溝の口駅から】 | ④溝の口南口の乗車位置にご注意ください。 |
【鷺沼駅から】 | ⑤鷺沼31、鷺沼32は新設された路線です。 |
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爪に火をともすように、人生を転がり落ちてきたモホークカメライター。
グルメやサブカル全般、格闘技関係の情報収集に情熱を燃やし、朝から食べ物の写真を見ながらニタニタ笑っている変態でもある。
見た目はキワモノイロモノだが、中身は捨てられた子犬のように繊細。
なお、体の80%はラーメンでできています。