駅名となっている学芸大学は50年以上も前に小金井市へ移転していますが、周辺住民からの強い希望によりその名前が今でも残っています。駅周辺はいくつもの商店街が連なり、風情のある飲食店だけでなくおしゃれなカフェなど様々な飲食店が並んでいます。また、駅からほど近い碑文谷公園では池でボート遊びが楽しめるほか、ポニーやモルモットといった動物とふれ合える「こども動物広場」もあり、家族連れで賑わっています。今月は、学芸大学駅のすぐ近くで本場の雰囲気が楽しめるスペインバルをご紹介します。
ここは学芸大学駅前のスペイン!
陽気な音楽と美味しい料理でリラックス♪
「バルアンドデリ エル・ロセヨ」
今回ご紹介するのは、西口から徒歩2分、スペインバル「バルアンドデリ エル・ロセヨ」。西口の商店街を歩いていると、陽気なラテン音楽が聴こえてきます。店内に一歩足を踏み入れるともうそこはスペイン!出迎えてくれたのは店長のミケル ロセヨさん。もともと日本文化に興味があり、5年前にスペインから来日。2ヵ月間日本各地を旅行し、すっかり日本に魅了されそのまま住むことに。マーケティング関係の仕事をしていたところ、大阪でスペイン料理を展開する飲食店に関わるようになり、1年前に東京初出店の「バルアンドデリ エル・ロセヨ」をまかされました。
「スペインの雰囲気をそのまま再現したかった」という店内は、ミケルさんのアイデアが溢れています。もともとこの場所は花屋さんで1階が店舗、2階が住居という建物。それを1階はオープンキッチンとカウンターのスペインバルの雰囲気に、2階は昔ながらの日本家屋の魅力を生かしたレトロな雰囲気のテーブル席に。「このコントラストがおもしろいでしょ。メニューからワインのセレクト、内装、外観まで全部僕が考えました」
食材は8割がスペイン産。バスクとカタルーニャ伝統の味を盛り込んだ本格的なスペイン料理が楽しめます。メニューの中からおすすめの4品を紹介してもらいました。「マル・イ・モンターニャMIXパエリア」(魚介と鶏肉が入ったカタルーニャ名物のパエリヤ)「チャングロのバスク風」(カニと野菜のソテーonアリオリソース)「うさぎのアヒージョ」「コロッケセット」(中身は生ハム、イカ墨、マッシュルームの3種)。今回の紹介者が「どれも美味しくて、食べ過ぎてしまうんですよね」と言う通り、ボリュームはあるのに、やさしくどこかホッとする味は、ついつい食が進んでしまいそう。盛り付けも美しく、見た目と美味しさで値段以上の満足感が得られます。
ミケルさんがお店のオープンとともに学芸大学に住んで約1年。この街の印象は?「すごく活気があって、人も優しくて、生活しやすい街。お客さんも楽しい人が多くて、帰る時にみんな笑顔で美味しかった、とか、スペインに行ったことのあるお客さんには、『スペインにいるみたい!』と言ってもらえるのもうれしいですね」
お仕事帰りや週末に学芸大学駅前で陽気な音楽と美味しい料理でスペイン気分を楽しんでみてはいかがでしょうか?
バルアンドデリ エル・ロセヨ
住所:東京都目黒区鷹番3丁目14-6
電話番号:03-6451-0488
営業時間:ディナー 17:00~翌1:00
ランチ(土日のみ)12:00~15:00
定休日:不定休
席数:35席
※ テイクアウトメニューも有り。
https://www.facebook.com/gakudairossello/
編集後記
楽しい音楽と美味しい料理に囲まれて、スペインにいるような気分になりました。どこか懐かしい雰囲気の学芸大学。ふらりと散歩に行くだけでも楽しそうです。
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