都市伝説の語り部で放送作家でもある怪奇ユニット「都市ボーイズ」の2人(以下、岸本さん、はやせさん)が目黒区内の名所や伝説のスポットを訪れる観光バラエティー番組「都市ボーイズの都市伝説ツアーズ in めぐろ」。第7弾の放送が決定しました!
まだまだ収まらない新型コロナウイルス感染症の脅威。そんな状況を憂う目黒区長とスマにゃんから「目黒の街を元気づけて欲しい」とお願いされた都市ボーイズ。
どうやら目黒の伝説に力を借りて、街に結界を張ってほしいそうなのです。
2人はどうするつもりなのでしょうか!
疾病退散の真打ち登場!
どうやらはやせさんに考えがあり、困ったときにはみんなに力を借りようと言うのです。
向かった先は東急目黒線の不動前駅から徒歩8分の場所にある「天恩山 五百羅漢寺」。ここには元禄時代に松雲元慶が掘ったたくさんの羅漢像が安置されています。
無垢品住職が紹介してくれたのは、災難や疫病を防ぐとされている漠王(白沢)。松雲元慶の作品です。元々は麒麟と対になっていて、ご神体の両脇に安置されていました。その後麒麟像は失われてしまったのですが、現代に蘇らせるクラウドファンディングが達成され、現在制作中。春には復活した麒麟像が戻ってくる予定です。
2人は漠王に疫病退散のお願いをします。
雑誌「ムー」にも紹介されたという漠王さん。
一気に親しみが湧いた都市ボーイズなのでした。
天恩山 五百羅漢寺
元禄八年(1965)、鉄眼禅師により開山。松雲禅師が10年余りの歳月をかけ536体の羅漢像を完成し、現在は漠王像を含む305体が現存。東京都指定有形文化財となっています。
悩み事をとろけさせる!?とろけ地蔵にお願い
次に向かったのは目黒駅から徒歩3分の場所にある「松林山 大圓寺」。2人は、以前の動画でお世話になった「とろけ地蔵」に力を貸してもらいたいと考えたのです。
そもそもなぜ「とろけ地蔵」という名前なのかというと、こんな由来がありました。
火事や災害が起こった際、このお地蔵様が目黒川に投じられました。火に弱いお地蔵様は川に投げ出されたことにより助かりました。そして品川沖で漁師によって引き上げられます。引き上げられたお姿がとろけた様であったことから「とろけ地蔵」と名付けられ、いつしか願いが叶うとして民間の信仰が始まったのです。
「とろけ地蔵は文化財。みなさんの宝なので知ってもらいたい」と語る福田住職。
住職に地蔵菩薩のご真言を教えていただき、3人でご真言を唱えます。障礙退散!
松林山 大圓寺
寛永の初め、当時修行僧であった大海法印が大日如来を祀って道場を開いたのがその始まりと伝えられています。境内には江戸三大大火の一つである目黒行人坂大火の慰霊のために作られたと言われる大圓寺石仏群が安置されています。
帰ってきた!むりやり都市伝説
とろけ地蔵から「とろけ」にまつわる都市伝説を岸本さんが披露します。
コーラを飲むと歯が溶けるという都市伝説がありますが、一日中コーラを口に含み続けたりしなければ問題ないそうです。それより、味のない炭酸飲料の方がミネラルを一気に取りすぎてしまうので、健康に良くないのだそう。
なんとか都市伝説を絞り出した都市ボーイズでした。
さあ、次なる結界はどのように張られるのでしょうか!
【都市伝説ツアーズ公式YouTubeチャンネル】
企画:一般社団法人 めぐろ観光まちづくり協会
制作:イッツ・コミュニケーションズ株式会社
天恩山 五百羅漢寺
■住所
東京都目黒区下目黒3丁目20-11
松林山 大圓寺
■住所
東京都目黒区下目黒1丁目8-5
■URL
http://www.tendaitokyo.jp/jiinmei/6daienji/
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(映像公開日:2022年3月1日)
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