9月1日は大きな地震災害のひとつ、関東大震災が起きた日(1923年)です。この震災を忘れず、災害に対する備えをしっかり行おうと、1960年に国は「防災の日」を制定しました。
また、この日は立春から数えて210日目の日で「二百十日(にひゃくとおか)」と呼ばれる暦の日。この時期は台風が多く、災害が発生しやすいことも、防災の日に設定された理由のひとつといわれています。
もしもの時に備えて、食料の備蓄や災害時に役立つ調理法を昭和女子大学現代ビジネス研究所で教えてもらいました。
ローリングストックのすすめ
普段食べている食材や加工品を少し多めに買い置きし、使ったら買い足すローリングストック。
生活の中で習慣にしておくと、常に一定の食品が備蓄されている状態になります。災害時でも、使い慣れた食材で作った、いつものごはんを食べることで、ホッと心を休めることができます。
ポリ袋で湯せん調理「サバ缶と梅のごはん」
水と鍋と「カセットコンロ」と「ポリ袋」を用意しておくと、いざというときにも温かくておいしいご飯を簡単に作ることができます。災害時に備えて、1度試してみませんか。
用意するもの
- ポリ袋 1枚(耐熱性で高密度ポリエチレン製で半透明なもの)
- カセットコンロ
サバ缶と梅のごはんの材料(1~2人分)
- 米 1合
- 鯖水煮缶 1/2缶(140g缶の半分)
- 梅干し(大き目) 1個
- 大葉(みじん切り) 3枚
- ごま 小さじ1
- 醤油 小さじ1
- みりん 大さじ1
作り方
- 分量の米と130ccの水をポリ袋に入れる。
- 鯖缶の1/2、汁の1/2、醤油、みりんを1のポリ袋に入れる。
- 鯖缶をポリ袋の外から揉んで崩し、梅干しは種を抜かずに入れる。
- ポリ袋の空気を抜いて上の方で結ぶ。15分ほどこのまま浸水させる。
- 沸騰したお湯にポリ袋を入れ、30分弱火で湯煎する。
- ポリ袋を取り出し、蒸らした後、梅干しの種を取り、大葉とごまを入れ、袋の上から揉んで混ぜる。
【ポイント】
ポリ袋の空気をよく抜いて、上の方を固く結ぶ。結び目が鍋からはみ出さないよう、ポリ袋全体を鍋の中に入れる。耐熱皿を鍋底に敷くと袋が破けにくい。
*この他にもたくさんのレシピがあります。ぜひご覧ください。<昭和女子大非常食のキッチン>
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