■本場の中国家庭料理を、老若男女がじっくり楽しめる
厨房を正村さん1人で担当しているため、ランチタイムはメニューの数を絞って提供中。そのかわり、ディナータイムは豊富な品揃え。年輩の方なら辛さを控えめにしたり、小さな子どもだったらまったく辛くなくしたりと、細かく味付けを変えています。野菜タンメンなどは野菜の量が多いので、年輩の方だと麺まで辿り着かない場合も……。全メニュー量が多めで、ファミリーで分けて食べる方が多いそうです。また、中国野菜を仕入れて、他店ではあまり見られない料理も提供しています。
麻婆豆腐セット(ランチメニュー、税込800円)
麻婆豆腐とご飯、スープ、お新香、冷奴のセット。「麻」がしっかり効いたパンチのある麻婆豆腐で、ご飯はおかわり自由、自家製のラー油とこだわりの山椒を効かせた味付けです。山椒は粒のまま青山椒と花椒を混ぜて、乾煎りして細かくして香りを出していきます。手間はかかりますが、普通の市販品とは全く違う香りとピリピリとしたしびれが出てくるそうです。自家製ラー油は、一味と香辛料の中に熱い油を注いで、唐辛子に一日漬けて辛さと色を出したもの。更なる激辛マニア向けにはタイの唐辛子を使用して、オリジナルペーストをオイル漬けにして提供しています。「麻」も「辣」も融通が利くので、オーダー時に好みを伝えましょう。
海鮮焼きチーズリゾットチャーハン(ディナータイム限定、税別1,200円)
エビや玉ねぎ、かに肉、アサリ、イカ、枝豆が入った盛りだくさんのリゾットチャーハン。最初にチャーハンを炒めておいて、海鮮スープにクリームを入れて海鮮出汁のクリームスープを作り、そこにチャーハンを入れて絡ませる。そして器に盛ってチーズをドーン! オーブンで5分焼きます。香ばしい焼きチーズと海鮮出汁クリーム、チャーハンが複雑に絡み合い、大変満足度の高い一品。量がかなりあるので、女性であればシェアすることをおすすめします。
この「海鮮焼きチーズリゾットチャーハン」はとにかく手間がかかるので、メニューに載っていません。でも、ディナータイム限定で「でろかるを見たよ!」と声をかけてもらえれば、時間はかかりますが提供可能とのことです。夜に来店したならば、一度頼んでみてはいかがでしょう?
台湾式クリスピーチキン(ディナータイム限定、税別1,200円)
杏仁豆腐(ランチタイムのお試し品、税込100円、ディナータイムは画像奥の器で提供)
肉が分厚いので低温からじっくり揚げて、最後に高温でカラッと揚げたチキン。衣の仕上げに台湾産サツマイモ粉ベースのパウダーをまとって、中身はふっくらジューシーでありながら、表面はカリカリクリスピー食感な人気商品です。日本の粉だとここまでカリカリには仕上がらないとのことでした。
ミルクプリンのような、パンナコッタのような杏仁豆腐。洋食のパティシエ直伝のもので、寒天を使わず牛乳と生クリーム、ゼラチンで仕上げています。以前はテイクアウトもやっていましたが、夏場だと帰宅までに溶けてしまうこともあるので今は店内での提供のみ。ただし、事前に連絡すれば用意できるそうです。大量生産できないので、売り切れている際はご容赦を。
■地域に長く愛される「地元へ帰ったら行くお店」
小さなお子さんが、お会計の時に大きな声で「ごちそうさまでした!」と言ってくれる、自分から「これが食べたい!」と言ってもらえる、それが嬉しい。その子たちが成人して違う場所で働いていて、たまに地元へ帰ってきた時に「また来たよ!」と声をかけてくれる店にしたい……親の店を見て育っただけに、そんな理想を笑顔で語ってくれました。
■店舗データ
【住所】 | 神奈川県川崎市宮前区東有馬3-8-27 レスターテ鷺沼101 |
【電話】 | 044-767-6301 |
【営業時間】 | ランチ 11:30~14:30 ディナー 17:00~21:30 土日祝日 ランチ 11:30~15:00 ディナー 17:00~21:30 |
【定休日】 | 毎週火曜日、第3月曜日 |
【SNS】 | Instagram/Facebook |
※ ファミリー歓迎、子ども用いす完備。
※ ランチは800円~1,000円。
※ 日替わりメニューもあり。
■バスでの行き方はこちら
【鷺沼駅から】 |
①鷺沼駅の3番乗り場から、「鷺02」に乗車します。 |
②10分ほどバスに揺られたのち、「有馬第二団地前」停留所で降車します。 | |
③バス停から東へ徒歩1分、左手にお店があります。※ 「井田営業所前」や「溝口駅南口」から「溝21」に乗車しても辿り着けます。 | |
④鷺沼方面の乗り場は、お店の正面、道路の反対側にあります。 |
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爪に火をともすように、人生を転がり落ちてきたモホークカメライター。
グルメやサブカル全般、格闘技関係の情報収集に情熱を燃やし、朝から食べ物の写真を見ながらニタニタ笑っている変態でもある。
見た目はキワモノイロモノだが、中身は捨てられた子犬のように繊細。
なお、体の80%はラーメンでできています。