まゆげ凛々しめの人が作るから、まゆげごはん。
料理歴20年。「楽しく美味しく食べたいし、楽しく美味しく食べてもらいたい」をモットーに料理を作っています。日々の献立のヒントになれば嬉しいです。
今年もそろそろ終わろうとしています。師走に入ると日々は飛んでいくように過ぎ去りますね。来年の話をすると鬼が笑うといいますが、来年のお正月に向けて、私の母がその母から受け継いだ神奈川県の県央エリアの雑煮レシピを紹介します。
雑煮には色んな種類があります。地域が違えば、餅の形や焼き具合、醤油・味噌など汁の違い、一緒に入れる野菜にも差が出てきます。世代によっても差が出てくるかもしれません。面白いですね。
鶏肉と里芋の関東風雑煮 材料(2〜3人分)
- 鶏もも肉:100g程度
- 里芋:(大きめ)2〜3個
- ほうれん草:1/4束
- 大根:1/8本
- にんじん:1/4本
- 餅:2〜3個
- 柚子の皮:適量
- 削り節:1パック
★A - めんつゆ:120ml
- お湯:600ml
食材の準備
1.大根・にんじんは皮を剥き、いちょう切りにする。
2.里芋は泥をよく落とし皮を剥き、乱切りにする。
3.里芋・大根・にんじんをシリコンスチーマーに入れ、大さじ2の水と一緒に600Wで5分加熱する。
4.ほうれん草は湯通しして水分を絞り、ざく切りにする。
5.鶏もも肉は一口大に切り、熱湯を通して余分な油を抜いておく。
6.柚子は皮を薄く剥き、細い千切りにしておく。
鶏肉と里芋の関東風雑煮 調理
1.鍋に★Aと加熱した野菜、鶏肉、削り節半パックを入れ、中火で10分ほど煮る。
2.里芋に火が通ったら火を止める。
3.餅を焼く。
4.具材と汁を器に盛り、焼いた餅を乗せ、ほうれん草と柚子の皮を添える。
5.お好みで削り節の残りをふりかける。
【ポイント:里芋の剥き方】
・里芋は大きめなものを選ぶと、ピーラーで簡単に剥きやすいです。
・小さい里芋の場合は、両端を切り落とし、ぐるっと一周包丁で強めに線を入れ、電子レンジで加熱すると剥きやすくなります。
\オススメアレンジ /
・お餅の代わりにうどん、お米を入れて即席おじやに。
・粗挽きこしょうをガリガリ入れて、スパイシーに。
母はその母から教わった雑煮に使う餅が焼き餅だったのを、自分の好みに合わせて焼くのをやめたそうです。私は焼いた方が好きなので焼き餅に戻しました。ほうれん草も好きだけど、少しクセのある春菊もいいなと思っています。引き継ぐうちに変わっていくのも、雑煮の面白いところだと思います。
なかなか旅行に行きづらい世の中、行きたいなぁと思っている地域の雑煮を真似てみるのも面白いですね。いろいろ試して、自分好みの組み合わせでオリジナルの雑煮を作ってみてください。
それでは、ごちそうさまゆげ!
自分とはなにか、生きるとはなにか、カブトガニはカニか。迷い戸惑う40代。3人家族(自分以外には人間1柴犬1)で「そこそこ楽しく暮らす」がモットー。
チャリティーコーヒー「まゆげコーヒー」店長。