離乳食の進め方のポイント
赤ちゃんがすくすく育ち、初めての離乳食。最初は分からないことだらけですよね。
今回は離乳食のポイントから基本の作り方、バリエーション豊かなレシピをご紹介します。
◎ポイント
- まずは10倍粥をつぶしたものを、1日1回、スプーン1さじから始める。
- お粥に慣れてきたら、量を徐々に増やしていく。
食べ具合が良ければ、いろんな食材にチャレンジ!初めて食べる食材は1日1種類を目安に、トマトやホウレン草などを軟らかく煮たものをお粥に加えていく。 - 離乳食を初めて1ヵ月が過ぎ、食べる量が増えてきたら、1日2回食へ。豆腐や、白身魚等たんぱく質も取り入れる。
◎10倍粥の目安
お米から作る場合
【お米から作る場合】米:水=1:10
【ご飯から作る場合】ご飯:水=1:4
【電子レンジで作る場合(ご飯から)】ご飯:水=1:4
おかゆの時短レシピ
『電子レンジで1分!10倍粥』
材料
- ご飯:50g
- 水:200㏄
作り方
- 耐熱容器にごはんと分量の水を入れ、ラップをして約1分電子レンジで加熱する。
- 冷めたら、滑らかになるまですりつぶす。
『どうしても忙しい時専用!裏ごしなし10倍粥』
材料
- 米粉:小さじ1
- 水:50㏄
作り方
- 米粉と水を耐熱容器に入れ、電子レンジで30秒加熱する。
- 1度取り出してしっかりと混ぜ、もう一度30秒加熱する。
- 最後にもう一度、ダマがないかをしっかりと確認して完成。
おかゆのバリエーション
『バナナ粥』
材料
- 10倍粥:30g
- バナナ:10g
作り方
- バナナは滑らかになるまですりつぶしておく。
- お粥にすりつぶしたバナナを混ぜて完成。
※素材の優しい甘さに、好きな子どもも多く、食物繊維もしっかり摂れます。
『きなこ粥』
- 10倍粥:30g
- きなこ:5g
作り方
- お粥にきな粉を入れ、粉っぽさがなくなるまでよく混ぜる。
※6か月目からの食材です。アレルギー食材でもあるため、与える際には十分に注意しましょう。たんぱく質が手軽にとれて、風味もよく食べやすくなります。
『豆腐粥』
材料
- 10倍粥:30g
- 豆腐:10g
作り方
- 豆腐を茹でて、裏ごしをする。
- お粥に豆腐を混ぜて完成。
※6か月目からの食材です。アレルギー食材でもあるため、与える際には十分に注意しましょう。たんぱく質が手軽にとれて、風味もよく食べやすくなります。
『しらすと小松菜のカルシウム粥』
材料
- 10倍粥:30g
- 小松菜:10g
- しらす:5g
作り方
- 小松菜を茹でてすりつぶす。
- しらすも火を通して塩抜きをし、すりつぶす。
- お粥に小松菜としらすを加えて完成。
※6か月目からの食材です。小松菜もしらすも、カルシウムがとても多い食材です。丈夫な骨を育てましょう。
母乳をよく飲むのに離乳食を食べない時は…
食べない理由をよく観察して、無理やり進めず、食べることが嫌いにならないように様子を見ながら進めていくことが大切です。
母乳やミルクしか口にしたことのない赤ちゃんにとって、離乳食は未知の世界です。
はじめて体験する味と食感・においに驚いて嫌がっているだけかもしれません。
無理やり離乳食を進めず、まずはスプーンに慣れてもらうことから始めます。
離乳食初期は、舌触りを楽しみ、「噛む」「飲み込む」ことを練習することが目的です。
離乳食を食べなくても、母乳で栄養は摂れているので、ゆっくり見守るようにしましょう。
また母乳で育っている赤ちゃんは、母乳の方が飲みやすくおいしく感じていて、母乳でお腹を満たしてしまい、離乳食を食べようとしないこともあります。
離乳食の時間を決めて、母乳をあげる量を無理ない程度に調整していきます。
スプーンの素材、食器の素材が好みではない可能性もあります。
素材を変えてみても良いかもしれません。
体調が悪くて食事を拒否していることもあります。
とにかく、子どもをよく観察し、どのタイミングで嫌がるのか、いつもと違う様子ではないかを見ていきます。
食べられる食材が増えたら、1つのものを集中してあげることを嫌がる赤ちゃんがいます。
バリエーションを変えながら、3品目あったら、順番に1口ずつあげていくようにしましょう。
大人も一緒に食事をし、楽しい雰囲気で食べることも重要です。
KBCほいくえんは、東急グループの企業主導型保育園。学童保育のノウハウを活かし、子どもの『社会につながる人間力』を育み、保護者が安心して便利に利用することができる保育園です。