前回は子どもとスノーボードを始める準備についてお話ししました。
今回はスノーボードの調整についてお話しします。
購入後、スノーボードの調整について
スノーボードを購入したら「スタンス調整」という足の立ち位置の設定が必要になります。大人の調整方法とお子様の調整方法は少し異なるので紹介していきたいと思います。
なお「スタンス調整」には、工具はプラスドライバーとマイナスドライバーがあれば十分に設定できますので用意しておきましょう。(100円ショプのものでも構いません)
電動ドリルのススメ
ただ、予算に余裕がある場合には、ドリルがあると作業が早くて便利です。ソラパパはIKEA(イケア)のFIXA(フィクサ)っていうドリルをスタンス調整時に使っています。3,000円くらいなのに電動ドライバーかつ、リチウムイオンバッテリーってのが魅力。トルクも家具用につくられているので、それなりにパワーがあります。箱にぴったり入るので、きれいに収納できるもの良い点です。
「スタンス調整」をしましょう
基本的には大人の場合、進行方向に両足つま先を傾けてビンディングを設定する方法と、「ダックスタンス」と呼ばれる両足つま先を外側に開いて、アヒルが立っている足のように設定する方法があります。
スノーボードを履く手順として、座ってから、ビンディングを締めて、立ち上がるという動作になるのですが、最後の立ち上がりのときに、お子様の場合バランスがうまくとれなかったり、脚力がなかったりして転んでしまうことがあります。そのため「ダックスタンス」で調整してあげると、いつも立っている時と同じ姿勢なので、座った位置から立ち上がりやすくなり、お子様におすすめのスタンスと言われています。
「ダックスタンス」のリスク
ただ、この「ダックスタンス」はリスクもあります。両足つま先を外側に開いて設定するため、どうしても後ろ足のつま先が進行方向と逆を向いてしまいます。そのため、後ろ足の向きも進行方向の逆を向いてしまうわけです。この状態で滑走を続けていると、常に進行方向と逆に膝が向いているので、その負担は積み重なり怪我につながる可能性が高まります。場合によっては横転したときに、捻挫や靭帯を伸ばしてしまう怪我に発展したりする可能性も否めません。
これらを理解したうえで、お子様に設定してあげることが良いと思います。ちなみにスノーボードを始めた時点で、怪我のリスクはそこらじゅうにありますので、なるべく怪我をさせないように、楽しみを損なわないように、環境を整えてあげましょう!
埼玉県からはるばる都内にやってきているサラリーライター。
ガンプラとスノーボードを愛する2児のパパ。妖怪やウルトラマンも大好きで、ファミリーから”妖怪終電のがし”と名付けられた人間から妖怪に变化した尊い存在。