2021年10月、東急電鉄が『田園都市線8500系車両の特別販売を行います』と発表し、大きな話題を呼びました。
その8500系車両、通称「ハチゴー」を購入した精神科病院に密着取材。現役運行を引退した後も人々に愛されるハチゴーのセカンドライフを追います。
■8500系とは
8500系車両は、東急電鉄が運行する新玉川線（現・田園都市線渋谷～二子玉川）と、営団地下鉄（現東京メトロ）半蔵門線との相互直通運転の開始に伴う乗り入れ車両として1975年に開発され、東急電鉄を代表する車両となりました。
長年に渡って活躍した8500系車両は後継車両の導入が進んだことから、2023年1月25日に定期運用を終了しました。
■精神科病院が8500系車両を購入
引退車両の多くは海外や地方の鉄道に譲渡されますが、コロナ禍で買い手がなく廃車となってしまう状況に。
「愛されてきた車両を廃棄するのは忍びない」ということから、東急電鉄は一般に向けた車両の販売を実施しました。
この8500系車両を購入しようと企画したのは、東京都調布市にある精神科病院「東京さつきホスピタル」。
8500系車両を病院に設置し「行きたくなる精神科病院を作りたい」という想いを持った担当者が、「ハチゴープロジェクト」を立ち上げ、実現に向けて奮闘します。
■ハチゴープロジェクトに密着したドキュメンタリー
ハチゴープロジェクトを長期間にわたり取材したドキュメンタリー番組「ハチゴープロジェクト～引退車両のセカンドライフ～」を、1月21日（日）のイッツコム日曜セレクションで放送します。
プロジェクトの立ち上げからハチゴーの設置、一般公開までの道のりと、病院担当者のハチゴーにかける想いに迫ります。
イッツコムチャンネルが送る珠玉のドキュメンタリーをぜひご覧ください。
番組ディレクターのコメント
2023年1月に運行を終了したハチゴー。私たちイッツコム取材班は、ハチゴーを購入した東京さつきホスピタルの諏訪智さんと石坂真一郎さんに密着取材しました。
学生時代からの友人でもある諏訪さんと石坂さん。東急線にゆかりのあるお2人の思い出エピソードや、反対もあったという立ち上げ時の苦労話など、プロジェクトの舞台裏を伺います。
お2人の挑戦する姿と新たな人生を歩み出したハチゴーの姿は、私たちに希望を与えてくれます。東急線沿線にお住まいの方や電車が好きな方はもちろん、たくさんの方に見ていただきたいです！
【番組情報】
イッツコムチャンネル（地デジ11ch）
イッツコム日曜セレクション「ハチゴープロジェクト～引退車両のセカンドライフ～」
1月21日（日）18:00～18:30
※番組の放送内容、日時を予告なく変更する場合がございます。
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