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都市伝説の語り部で放送作家でもある怪奇ユニット「都市ボーイズ」の2人(以下、岸本さん、はやせさん)が目黒区内の名所や伝説のスポットを訪れる観光バラエティー番組「都市ボーイズの都市伝説ツアーズ in めぐろ」。
今回は「ホテル雅叙園東京」にある絢爛豪華な木造建築「百段階段」をご紹介します。百段階段は東京都指定有形文化財に指定されている木造建築です。この階段を楽しみに、雅叙園を訪れる方も多いのではないでしょうか。
贅を尽くした螺鈿(らでん)細工のエレベーター
百段階段へと向かうエレベーターは度肝を抜くほどゴージャス!全体が漆で黒く塗られ、中は煌びやかな唐獅子や牡丹の細工が施されています。貝で作られたこの細工は、見る角度によってキラキラと輝きなんとも豪華。
異空間のような長い階段
百段階段があるのは1935(昭和10)年に建てられた旧目黒雅叙園の3号館。雅叙園は坂道に建っている建物なので、階段が廊下の役割を果たしているのです。
突如現れた長い階段に圧倒される都市ボーイズ。階段沿いには7つの部屋があり、各部屋ごとに趣向が異なります。ここはもともと料亭で、各部屋では宴会が行われていたそうです。
極彩色の美術品に囲まれた「漁樵(ぎょしょう)の間」
7つの部屋のひとつ「漁樵の間」に入った2人は、思わず「ウワーッ!」
壁も天井も柱もすべてが豪華で煌びやか!壁は極彩色の日本画で彩られ、天井と床柱には精巧な彫刻が施されています。
床柱は樹齢約300年の檜。この大きな木に中国の「漁樵問答」をモチーフにした漁夫と樵(木こり)、海と山などの絵柄が彫られています。これは一本の丸太を掘り出して色を付ける「彩色木彫」という技術を用いて制作されたもの。欄間や天井も同じ技法で描かれています。
華やかな欄間の絵柄は節句がモチーフ。ここは一般の方に開放された部屋だったので、節句や扇など分かりやすいモチーフが取り入れられていたようです。
一日限りでもお大尽の気分を味わってほしい
このような絢爛豪華な作りには「一日限りでもお大尽の気分を味わってほしい」という創業者の想いがありました。その想いは長い歴史の中で、たくさんの人の心に楽しい思い出を残したことでしょう。
ところでこの百段階段、実は99段しかありません。100という数字は「それ以上発展しない」という意味があると考え、あえて「発展」の意味を込めた99段になったそうです。「未来は来場者に作ってもらう」という粋な想いが込められているのですね。
東京都指定有形文化財「百段階段」とは
1935(昭和10)年、旧目黒雅叙園3号館として増築されたホテル雅叙園東京で現存する、唯一の木造建築。当時、屈指の画家たちが創り上げた趣向の異なる7つの部屋を99段の階段廊下が繋ぐ。
スタジオジブリの秘話?むりやり都市伝説
煌びやかな雅叙園から「千と千尋の神隠し」を連想したはやせさん。
スタジオジブリの由来とは?さらに「となりのトトロ」にも意外な真実が?
想像を膨ませたりうんちくを思い出したりすると、雅叙園の日本美を一層楽しめるかもしれませんね♩
\豪華すぎてギャグ誕生!?ぜひ動画でご覧ください!/
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企画:一般社団法人 めぐろ観光まちづくり協会
制作:イッツ・コミュニケーションズ株式会社
東京都指定有形文化財「百段階段」
■住所
東京都目黒区下目黒1-8-1(ホテル雅叙園東京 内)
■URL
https://www.hotelgajoen-tokyo.com/100event
※本記事の内容は公開時点での情報です。公開後の時間経過により名称や情報等が異なる可能性がございます。あらかじめご了承ください。
(映像公開日:2023年2月7日)
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