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大倉山「公蘭(クラン)」今川焼き専門店の全メニュー食べてみました!

公蘭_top1

東急沿線の知っていたら自慢できるお店情報をお届け!
今回は大倉山にある今川焼きの専門店「公蘭(クラン)」を紹介します。

◼︎店名「公蘭」焼印入りの今川焼き

公蘭_焼印

子どもの頃から馴染み深い今川焼きですが、専門店となると珍しいのではないでしょうか。
「公蘭(クラン)」という店名の由来を聞いたところ、店主の飼い犬から名付けられたという微笑ましいエピソードを教えていただきました。

◼︎地域によって変わる今川焼きの呼び名

公蘭_今川焼き呼び方

関東では今川焼きもしくは大判焼きと呼ばれることがほとんどですが、地域によってその呼び名は様々。店頭に各地の呼び名が貼られています。
こんなにも数が多いことに驚きました。ちなみに私が先日訪れた兵庫県では「御座候(ござそうろう)」と呼ばれていました。初めて聞く呼び名なのに、その地域では当たり前のように使われているのが面白いですね。
全てお客さんからの情報とのことで、これ以外にまだ貼りきれていないものもあるそう。

◼︎全8種類の今川焼きを食べてみました

公蘭_今川焼きケース

「公蘭」の今川焼きは甘い系から甘くない食事系まで全8種類。日替わりのメニューがあるのも魅力の1つですね。
今回は全種類を食べてみました。
・あずきあん(130円)
・こしあん(130円)
・しろあん(130円)
・チョコクリーム(130円)
・カスタードクリーム(130円)
・チキンクリームチーズ(150円)
・ハムチーズ(150円)
・日替わり(150円)

夏季限定で「白もっちり冷やし今川焼き(150円)」という冷凍の今川焼きも販売されるそうです。

◼︎銅板で焼くこだわりの今川焼き

公蘭_今川焼き製作中

「公蘭」では銅板で今川焼きを焼いています。銅板は熱の伝導率が高く、生地への熱の入りが良いそうです。焦げムラも出にくく美しい仕上がりになるのが特徴。道具にもこだわりを感じます。

◼︎店主が惚れ込んだキノアンのあんこ「あずきあん」

公蘭_あずきあん
あずきあん(130円)

今川焼きの王道のあんといえば粒あん。「公蘭」では「あずきあん」というメニューになります。
「公蘭」ではテレビ番組などでも紹介された木下製餡(キノアン)のあんこを使用しています。北海道産小豆を100%使用し、鬼ザラ糖と天然塩などを直火の銅釜で職人が丁寧に煉りあげたあんこ。店主が今川焼き屋さんをはじめたのもキノアンのあんことの出会いがきっかけだったそう。

粒がしっかりしていてみずみずしく、皮は柔らかめ。小豆の風味がしっかり感じられる上品な甘さのあんこです。
ラップで包んで電子レンジで20秒〜30秒温めてから、さらにトースターで1分程度焼くのがおすすめの食べ方だそう。実践してみたところ、温めることによってもっちりとした厚めの生地の表面がパリッと香ばしくなり、まるで焼きたてを食べている気分になりました。あんこと生地が絶妙に溶け合った時の何ともいえないふんわりとした懐かしい香りが好きです。ふっくらと心落ち着く小豆の味。あつあつだとおいしさが5割増しになりますね。
今川焼きの魅力が最大限に感じられる「あずきあん」は、外すことができない一品です。

◼︎食事系今川焼き「チキンクリームチーズ」

公蘭_チキンクリームチーズ
チキンクリームチーズ(150円)

甘くない今川焼きのメニューがあるのも「公蘭」ならでは。いろいろ試した中で最終的に2種類が残ったそうで、その1つが店主おすすめの「チキンクリームチーズ」。蒸し鶏とともにタルタルソースとクリームチーズが入っています。意外とさっぱりとした味わいで、タルタルソースが美味です。小腹が空いた時に気軽に食べられるのがいい。食事系の今川焼きもおすすめです。

◼︎食事系今川焼き「ハムチーズ」

公蘭_ハムチーズ
ハムチーズ(150円)

食事系今川焼きのもう1つが「ハムチーズ」。パンなどでもお馴染みの具材ですが今川焼きではどうでしょうか。やはり温めて食べるのがおすすめ。チーズがとろけてよりおいしくなります。ハムは小さめにカットされていて食べやすい。ハムとチーズという定番の組み合わせながら、今川焼きとの相性に可能性を感じた瞬間でもありました。

◼︎日替わりの「鹿児島さつまいもクリーム」

公蘭_日替わり
日替わり:鹿児島さつまいもクリーム(150円)

他にはないことをやってみよう!と店主がトライしたのが日替わりメニュー。2022年6月に開店してからこれまでに数百種類のメニューを提供してきたとのことですから、その数の多さに驚きです。
この日の日替わり今川焼きは「鹿児島さつまいもクリーム」。さつまいもクリームは甘さ控えめで、まろやかでコクのあるとろ〜んとした舌触りがとても美味しいです。カットされたさつまいもも入っていました。
1週間分の日替わりメニューは、日曜日のお店のインスタにてお知らせがありますので要チェック。日替わりも甘い系から甘くない食事系までバラエティーに富んだメニューが登場するので楽しみです。日替わりメニューは特に人気があるので、売り切れる前の早い時間に行くことをおすすめします。

◼︎甘い系今川焼き「チョコクリーム」

公蘭_チョコクリーム
チョコクリーム(130円)

滑らかな口当たりの「チョコクリーム」。甘い系といってもスッキリとした控えめな甘さのクリームです。重たくないので何個でも食べられそう。慣れ親しんだチョコレートの味なので和菓子が苦手な方にもおすすめできます。

◼︎甘い系今川焼き「カスタードクリーム」

公蘭_カスタードクリーム
カスタードクリーム(130円)

甘い系の中でも安定の「カスタードクリーム」。チョコクリームと同じく甘さ控えめです。今川焼きの洋風メニューとしては定番ともいえますが、優しいクリームの味わいは何度食べても美味しいです。

◼︎甘い系今川焼き「こしあん」

公蘭_こしあん
こしあん(130円)

あずきあんのように見た目の派手さはないけれど上品で繊細なイメージのある「こしあん」。小豆の粒感がないぶん、豆本来の風味とやさしい甘みが口の中で残るのを感じます。こしあんの滑らかさと口溶けの良さは歳を重ねるごとに魅力を感じるようになってきました。こしあんと、あずきあんの食べ比べもおすすめです。

◼︎甘い系今川焼き「しろあん」

公蘭_しろあん

淡い味わいと滑らかな食感のしろあんはお饅頭など和菓子のイメージでしたが、今川焼きに入ってもとても美味しいです。クセのないまろやかな甘さとすっきりした後味の「しろあん」。「公蘭」の厚みのある生地と馴染んで、しっとりと味わえる今川焼きでした。

◼︎店内にはベンチも

公蘭_店内

店内にはちょっとしたイートインスペースもあるので、今川焼きを買ってすぐに食べたいという人はこちらでいただいちゃいましょう!
夏にはかき氷や自家製レモネードも登場するとのことでこちらも楽しみです。

時には今川焼きを食べ歩きするのもいいですね。

◼︎「公蘭(クラン)」店舗情報

公蘭_外観2

大倉山駅前の通りを10分ほど歩くと見えてくるガラス張りのお店。太尾堤の交差点付近にあり、今川焼きののぼりが目印です。手土産にも喜ばれる今川焼き。注文メニューが決まっている時は、LINEで予約することも可能なので店舗にて登録しておくと便利です。

(取材年月:2025年04月)

公蘭(クラン)

■住所
神奈川県横浜市港北区大倉山5丁目34-8

■URL
https://www.instagram.com/clan_imagawayaki/
営業時間、定休日はインスタグラムでご確認ください

■アクセス
東急東横線 大倉山駅から徒歩10分

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