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スペインの雰囲気そのまま!学芸大学のスペインバル「バルアンドデリ エル・ロセヨ 」

駅名となっている学芸大学は50年以上も前に小金井市へ移転していますが、周辺住民からの強い希望によりその名前が今でも残っています。駅周辺はいくつもの商店街が連なり、風情のある飲食店だけでなくおしゃれなカフェなど様々な飲食店が並んでいます。また、駅からほど近い碑文谷公園では池でボート遊びが楽しめるほか、ポニーやモルモットといった動物とふれ合える「こども動物広場」もあり、家族連れで賑わっています。今月は、学芸大学駅のすぐ近くで本場の雰囲気が楽しめるスペインバルをご紹介します。

ここは学芸大学駅前のスペイン!
陽気な音楽と美味しい料理でリラックス♪
「バルアンドデリ エル・ロセヨ」

今回ご紹介するのは、西口から徒歩2分、スペインバル「バルアンドデリ エル・ロセヨ」。西口の商店街を歩いていると、陽気なラテン音楽が聴こえてきます。店内に一歩足を踏み入れるともうそこはスペイン!出迎えてくれたのは店長のミケル ロセヨさん。もともと日本文化に興味があり、5年前にスペインから来日。2ヵ月間日本各地を旅行し、すっかり日本に魅了されそのまま住むことに。マーケティング関係の仕事をしていたところ、大阪でスペイン料理を展開する飲食店に関わるようになり、1年前に東京初出店の「バルアンドデリ エル・ロセヨ」をまかされました。

「スペインの雰囲気をそのまま再現したかった」という店内は、ミケルさんのアイデアが溢れています。もともとこの場所は花屋さんで1階が店舗、2階が住居という建物。それを1階はオープンキッチンとカウンターのスペインバルの雰囲気に、2階は昔ながらの日本家屋の魅力を生かしたレトロな雰囲気のテーブル席に。「このコントラストがおもしろいでしょ。メニューからワインのセレクト、内装、外観まで全部僕が考えました」
食材は8割がスペイン産。バスクとカタルーニャ伝統の味を盛り込んだ本格的なスペイン料理が楽しめます。メニューの中からおすすめの4品を紹介してもらいました。「マル・イ・モンターニャMIXパエリア」(魚介と鶏肉が入ったカタルーニャ名物のパエリヤ)「チャングロのバスク風」(カニと野菜のソテーonアリオリソース)「うさぎのアヒージョ」「コロッケセット」(中身は生ハム、イカ墨、マッシュルームの3種)。今回の紹介者が「どれも美味しくて、食べ過ぎてしまうんですよね」と言う通り、ボリュームはあるのに、やさしくどこかホッとする味は、ついつい食が進んでしまいそう。盛り付けも美しく、見た目と美味しさで値段以上の満足感が得られます。

ミケルさんがお店のオープンとともに学芸大学に住んで約1年。この街の印象は?「すごく活気があって、人も優しくて、生活しやすい街。お客さんも楽しい人が多くて、帰る時にみんな笑顔で美味しかった、とか、スペインに行ったことのあるお客さんには、『スペインにいるみたい!』と言ってもらえるのもうれしいですね」
お仕事帰りや週末に学芸大学駅前で陽気な音楽と美味しい料理でスペイン気分を楽しんでみてはいかがでしょうか?

バルアンドデリ エル・ロセヨ

住所:東京都目黒区鷹番3丁目14-6
電話番号:03-6451-0488
営業時間:ディナー 17:00~翌1:00
ランチ(土日のみ)12:00~15:00
定休日:不定休
席数:35席
※ テイクアウトメニューも有り。
https://www.facebook.com/gakudairossello/

編集後記

楽しい音楽と美味しい料理に囲まれて、スペインにいるような気分になりました。どこか懐かしい雰囲気の学芸大学。ふらりと散歩に行くだけでも楽しそうです。

※ 2018年4月7日当時の情報です。お出かけの際には事前にご確認ください。

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武蔵小杉を見つめて40余年。古き良き居酒屋「潮来」

南北に走る東急東横線・目黒線と、東西に走るJR南武線が十字に交差する武蔵小杉駅周辺。古くからの住宅地や繁華街が残る一方で、大規模な再開発事業が進行し高層ビルが建ち並んでいます。最近ではDINKsやファミリー層が増え、住みたい街ランキングの上位に入る勢い。今月は、そんな武蔵小杉から昔ながらの居酒屋をご紹介します。

受け継がれる変わらぬ味と銘酒に舌鼓
地元に根付く古き良き日本の居酒屋
武蔵小杉「潮来」

武蔵小杉といえば、首都圏で最も人口が増加し、街の雰囲気もガラリと変貌を遂げました。しかし、その再開発エリアを一歩出ると細い路地があり、風情ある懐かしい“コスギ”を感じられる場所が今も残っています。今回訪れたのは、駅から新丸子方面に5分程歩いた場所に位置する居酒屋「潮来(いたこ)」。年季の入った看板やのれんを見ると、この地に古くから根付いていたことがわかります。大将の狩谷茂男さんによると、地元である茨城を後にし、元住吉での営業を経て武蔵小杉で今日まで営業。奥さまの一枝さんと2人3脚で、今年開店42年を迎えたそう。
「街と人の移り変わりを目と肌で感じてきましたよ」
そう語る狩谷さんですが、不思議と寂しさは感じません。
「新しい人たちが入ってきて新しい空気を入れてくれることは、決して悪いことばかりではないと思います。女性のお客さまも増えたしね(笑)。それに、以前勤務地が武蔵小杉だった昔からのお客さまは今でも足を運んでくださいますから」

新興店に負けず、今もなお常連客が足しげく通うのは、開店当初から貫いている焼き鳥の秘伝のタレと、こだわりの料理があるから。
「焼き鳥のタレは、少し甘めなんです。塩もやっているけれど、タレにはまってしまうお客さまが圧倒的に多いですね。あとは“なすみそ”もよく出ます。北海道や信州など3種をブレンドしたみそを使っているので、ただ麹と塩っ気というだけでなく、味に深みを出してくれるんです」
ここで、お店を推薦した編集部員が「もつ焼きも最高なんです! 味も歯ごたえも言うことなし」と。それもそのはず、豚もつは、厚木の某有名店と同じものを使用しているとか。
「居酒屋だからといって適当なものは出せませんよね。少しずつこだわっていくうちに良い素材が手に入るようになり、メニューも増えていった具合です。今では100近くあるんじゃあないかな(笑)」

料理の話を伺いながら店内を見渡していると、私・ライターの酒レーダーがあるボトルを感知。焼酎がまとめて置いてあるカウンター脇に、なんと滅多にお目にかかることのできないいも焼酎“赤霧島”と“茜霧島”を発見! 失礼に聞こえたかもしれませんが、「なぜ、ここに!?」
「お取り引きしている酒屋さんに恵まれたんですねぇ。うちのお店の分として、入荷したら必ず取っておいてくれるんですよ。だから売り切れ時以外は普通にお出ししています。ここは居酒屋なのでね、気兼ねなくお酒を楽しんでほしいですから」

これから忘年会シーズンですが、冬のおすすめメニューを教えてください。
「冬はやっぱり温かい鍋料理がいいですね。新鮮な食材を仕入れているので、牡蠣鍋、石狩鍋、鱈ちり鍋、あんこう鍋ができますよ! 宴会用のコースもあるので、団体のお客さまも歓迎です」

実は大将、数年前から足を悪くしてしまい、今主に厨房に立っているのはご子息である茂一さん。学校を卒業してから店を手伝っているだけあり、2代目として立派に務めを果たしてくれているそう。
そんな家族で切り盛りしている「潮来」ですが、今後のお店の展望を伺ってみると、
「可もなく不可もなく、現状維持。今のお客さまは今のうちのスタイルを好んで来てくださっているので。これまで続けてきたように味を変えずに、自分たちのペースで、できる限りのサービスをしていくことでしょうか。そのためにも健康だけには気をつけないとですね!」

居酒屋 潮来

住所:神奈川県川崎市中原区新丸子町915
電話:044-733-6135
営業時間:17:00~23:30(L.O.22:30)
定休日:日曜、祝日
※座席数36席(カウンター含む)

編集後記
多摩川河川敷から臨む武蔵小杉の景色に圧倒されました。こんなにも高層ビルが建ち並んでいるなんて! そんな近代的な街にある、焼き鳥の煙が漂う居酒屋“潮来”。いろいろな時代が融合する街。それが、武蔵小杉の魅力だと思いました。

※ 2017年12月2日当時の情報です。訪店する際には、事前に確認の上でお出かけください。

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好みの豆から選べる青葉台のカフェ「BlueDOOR Coffee」

1日の平均乗降人数が11万人と、賑わいをみせる青葉台。駅前のショッピングセンターには、アパレルショップやレストランのほか、学童保育などの便利な施設も充実。また、優れた音響設備が整っているフィリアホールでは、定期的にさまざまなクラッシックコンサートが行われており、地域住民が身近に音楽を楽しむことができます。
そして、駅から少し離れると、ガラッと景色が一転。バスで15分ほどの場所にある「寺家(じけ)ふるさと村」には自然がそのまま残されていて、広大な敷地の中に水田と雑木林が広がっています。今回は、寺家ふるさと村の近くにあるカフェ「BlueDOOR Coffee」をご紹介します!

自分好み“おいしい一杯”が必ず見つかる
地元に愛され続けるコーヒー専門店
青葉台「BlueDOOR Coffee」

青葉台から鴨志田団地行きのバスに揺られること15分。住宅街を抜けると、車窓からの景色はのどかな田園風景に。今回お店を紹介してくれた青葉台在住の編集部員は、
「横浜にいながらにして田舎に旅行に来たみたいでしょ。街中とは違う、この穏やかな景色の中でいただくコーヒーが、またいいんです!」
彼女の熱弁を聞いているうちに、ロッヂ風の建物が一軒見えてきました。青いドアが印象的なこの建物こそ、今回の目的地「BlueDOOR Coffee」。

ドアを開けると、香ばしいコーヒーの香りと、オーナーの染谷裕太さんが迎えてくれます。
今日のスタッフは偶然にも無類のコーヒー好き3人、プラスど素人(ライター)1人。3人は仕事もそこそこに、香りに誘われるがまま、自分の好みの豆を注文。1人あたふたしていると、「苦めがいいとかスッキリ飲みたいとか、オーダーは気負わずに大ざっぱで大丈夫ですよ」と染谷さん。とにかく甘いものが好き、という単純な回答から選び出してくれたのは「BRAZIL」という豆。苦味よりは酸味が強いのが特徴で、飲んでいくうちにまろやかな風味に変わっていくのだそう。
「今の主流は浅煎りですが、ずっしりとした深煎りをお好みの方もいらっしゃる。極力お客さまの好みが見つけられるように、さまざまな豆を揃えています」
家でコーヒーを楽しみたいという人には、豆の状態や季節に応じたベストな淹れ方をアドバイス。だからか、淹れていただいたコーヒーを飲んでいる間も、お客さんがひっきりなしに訪れます。

もともとは染谷さんのご両親が8年前にコーヒー豆の卸専門店としてこの地に店を構えたそうで、お客さまの多くは開店当初からの常連さんや地元の方。3年前に染谷さんが継いだタイミングでコーヒー豆の小売りとカフェを始めたとのことですが、コーヒー好きたちの間でその評判が広がり、最近では遠方からのお客さまも増えたといいます。
「ワインに個性があるようにコーヒーにも個性があります。コーヒーっておいしい食事やデザートを楽しんだ後のお口直しに飲む人が多いですよね。もちろんそれでいいんです。ただ、コーヒーにも“おいしい”と感じていただきたいと思って。自分で選んだ豆をその場で味わえるこのスタイルにしました。コーヒーは、だんぜん挽きたてがおいしいですからね」

BlueDOOR Coffee

住所:神奈川県横浜市青葉区寺家町360
電話番号:045-961-2410
営業時間:9:00~19:00 
定休日:年中無休(年末年始を除く)
※ 毎週水曜日は、染谷さんのご両親が店頭に出ています!
青葉台駅から東急バス(鴨志田団地行き)で15分、終点下車
公式サイト、 Facebook

編集後記

大のコーヒー党の私。今月の取材が待ち遠しくて仕方がありませんでした。深煎り豆を購入し、教えていただいた淹れ方でいただいてみると、驚くほど味わい深い! ひと息つく時間を、より充実なものにしてくれました。

※ 2017年11月4日当時の情報です。お出かけの際には、お店のホームページなどをご確認ください。

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溝の口の甘味処「おはぎ専門店 ももすず」

東急田園都市線に東急大井町線が乗り入れ、JR南武線が交差する溝口。この地名ですが、「溝口」「溝の口」「溝ノ口」と様々な言い方があるのを常々不思議に思っていました。調べたところ、行政地名は「溝口」。JR南武線の駅名は「武蔵溝ノ口」。これは、駅を開設する際「溝口」にする予定でしたが、すでに他の駅で使用されていたため「武蔵溝ノ口」にしたそう。東急線の駅名は「溝ノ口」でしたが、1960年代に東急線の駅名について「ノ」や「ヶ」をひらがなに変更したため、「溝の口」になったようです。お店の名前や看板など、様々な「みぞのくち」を探してみるのも面白いかもしれません。

弥生時代の集落跡地を利用して造られた県立東高根森林公園、江戸時代には大山阿夫利神社への参詣ルートとして、また五街道の一つ東海道の重要な脇街道として、大きな意味をもっていた「大山街道」など、文化史跡も多く存在します。溝の口駅正面口を出ると、立ち並ぶ駅ビルが飛び込んできて、豊かな文化史跡と華やかなショッピングタウンが共存している街といえそうです。今月は、そんな溝の口から庶民の和食文化を発信するお店をご紹介します!

手作りおはぎと店主の笑顔に引き寄せられる 
世界に羽ばたく、幸せあふれるおはぎのお店
溝の口「おはぎ専門店 ももすず」

「日本一おいしいおはぎやさんへようこそ」
そう優しい笑顔で出迎えてくれたのは、店主の百瀬江子(ももせきみこ)さん。
なんと御歳82歳。背筋が伸び、手際よく厨房を切り盛りする様は、なんとも若々しい!
「もともとは趣味でおはぎを手作りしていたんです。手土産にもちょうどよく、みなさんに食べていただいていたら、“こんなおいしいおはぎは食べたことがない!”ととても喜んでくださって。日本の食文化であり、母との思い出の味でもあるおはぎを広く知ってもらいたいと思い、67歳のときに地元の長野でおはぎ専門店を開きました」
19年前に夫を亡くしてから、周囲の方々にとても支えられたと言います。その恩返しとして、この味をその方々たちに継承し、今では長野に3店、2016年1月に溝の口、今年6月に北海道に出店したそう。

バイタリティにあふれている百瀬さん。このエネルギーはどこから沸いてくるのでしょう。
「まだ長野にいた頃、町のイベントで世界的ジャズベーシストの方と出会ったんです。彼の奏でる音色は本当に魅力的ですばらしい。聞いているだけで幸せな気持ちにさせてくれるの。私の残された人生を、明るく華やかに導いてくれたこの方とのご縁を大切にしながら毎日を過ごしていますからね」
目尻を細めて少女のような微笑みで話す百瀬さんは、とてもキラキラして見えます。現に、百瀬さんの元気パワーとハッピーオーラ目当てで、お店に足を運ぶ人もいるとか。まさに、溝の口のパワースポット!

そこへ「おまちどおさま」とおはぎが登場。
「まずは召し上がってみて」とカウンター越しから出てきたのは、定番の「あん」。ひと口いただいてみると、中のおもちの柔らかさにびっくり。お米の粒感はあるのに、ふんわりとした食感。あんは上品な甘さで、後味はさっぱり。こんなに軽やかに食べられるおはぎは初めて!
「甘みを控えめにすると素材の味が引き立つの。これだと甘いものが苦手という人もペロリと食べられるんですよ。お米やお豆の炊き方は、試行錯誤しながら今の食感にたどり着きました。硬い和菓子はおいしくないでしょ。なるべく作りたてを食べてほしいので、添加物は一切使いません」
最近は若い方や男性も足を運んでくれるようになったそうで、「紫いも」「ずんだ」「麦こがし」が人気とか。
メニューを見ると、おはぎは全部で16種類。カラフルかつバラエティに富んだ味がラインアップされています。すると、それらが詰まった箱を見せてくれ、「これは、私の作った味がすべてつまった“幸せの玉手箱”。目でも舌でも心でも幸せを感じてほしくて名づけました。あ、あと私の幸せのおすそわけ、という意味も込めて(笑)」と、おもたせにぴったりのセットを紹介してくれました。

そんな公私共に充実している百瀬さんに今後の目標を伺ってみると、
「今、フランチャイズでお店を増やしていて、国内に少しずつ私の味が広まっています。この自慢の味をもっともっと知ってほしいと思い、実は来年以降、海外進出に向けてプロジェクトが進んでいます。ほかにも、いつかは本を出版してみたいし……、んー、やりたいことは山ほど! 年齢を重ねるごとに欲張りになっているのかもしれないですね(笑)」

おはぎ専門店 ももすず

住所:神奈川県川崎市高津区下作延1-7-48 溝の口ガーデンレジデンス110号
電話番号:044-813-0255
営業時間:10:00~19:00 
定休日:水曜日
※ イートインスペースあり。時間によってランチもご提供しています。
Facebookにて、「ももすず通信」を配信中です!

編集後記

「ももすず」さんのおはぎは絶品でした。また食べに行きたい! と思うのは、おはぎのおいしさはもちろんですが、店主の百瀬さんの魅力的な人柄もあると思います。今回もステキな出会いがありました。

※ 2017年10月7日当時の情報です。お出かけの際には、お店のホームページなどをご確認ください。

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宮崎台の隠れ家ショットバー「BODEGA miyazakidai」

宮前平&宮崎台は、以前「宮前」と書いて「みやさき」と呼ばれていたそうです。1966年に東急田園都市線・溝の口~長津田が開通した際に、宮前平駅と宮崎台駅が誕生。地名の由来を上手に分けた駅名のようです。また、宮前平駅周辺には、宮前区役所や宮前警察署など公共・教育施設が集中。区民の日常生活を支える中心的エリアでもあります。

宮崎台駅は、改札から直結している体験型博物館「電車とバスの博物館」が有名。親子で気軽に楽しめる施設として、根強い人気があります。駅から一歩出ると閑静な住宅地が広がり、住みやすい街となっています。今月は、その宮崎台にある、知る人ぞ知る隠れ家的なお店をご紹介します!

お酒と時間をゆっくり堪能したい人が集う
住宅街に佇むショットバー
宮崎台「BODEGA miyazakidai」

「著名人が多く通うことでも知られている溝の口のショットバーが、宮崎台にもある!」「モルト好きにはたまらない」と、でろかる編集部員たちが密かに通うと聞きつけ、早速訪ねてみることにした取材陣。宮崎台駅北口からすぐのバス通り沿いに、控えめに明かりを灯す看板を発見。住宅街ながら、そこだけ大人の雰囲気をまとって見えるのは、背の高い木の扉から放たれる重厚感からか。
その扉を開けると、一瞬立ち止まってしまうほどの圧巻の光景が目の前に広がります。「600本はあると思いますよ」と、マスターの加藤裕治さん。正面のバーカウンターの奥の壁一面には、天井までお酒のボトルがギッシリ。とくに、マスターも嗜むというスコッチウイスキーが充実しているそうです。

「人気なのは、スリーリバース社の“ザ・ダンス”シリーズ。なかでも“グレンタレット 1988 48.2% ホグスヘッド”は、フルーティな香りと甘さのあるクリーミィな味わいでファンが多く、入荷してもすぐに完売してしまうんです」
なるほど、冒頭の「モルト好き」が集まるというのは、こういったレアものに常に出合えるからのよう。ウイスキー以外のおすすめも伺いたいのですが……。
「旬の巨峰とリンゴのブランデー、カルバドスを使ったカクテルはいかがでしょう。」
このフルーティな口あたり、女性はきっとハマるはず。そして、ここではお酒のほか、シガーを嗜むことができるとか。「すべてキューバ産のものをご用意しています。こちらで覚えた方もちらほらいらっしゃいますね」とマスター。

ところで、なぜ宮崎台にショットバーを開店したのでしょう。
「ご存知の通り、溝の口に本店がありますが、オーナーは当初から宮崎台にお店を出したいと思っていたそうです。住宅地の駅にあれば、帰宅前にふらりと立ち寄ることができるでしょ。ショットバーながらも、近所の方々に寄り添えるアットホームな空間を作りたかったと言います。そして3年前、念願かなってやっとこの地に出店。私も、住宅街の中にあるという落ち着き感がとても気に入っています」
バーにしては広めの造りですが、バーカウンターには肘掛つきのソファタイプの椅子が7脚。少し離れた位置に2人掛けのソファと椅子が2脚あるのみ。じっくりお酒を味わいたい人のための空間であることが読み取れます。
「住宅街のバーなので、都会のバーのように気負うことなくご来店いただきたいという思いが第一にあります。でもここは、大勢でワイワイ騒ぐ空間というよりも、大人たちがゆったりくつろげる場所でありたい。それが私の考える宮崎台のBODEGAスタイル。本店のように長年愛されるような店を続けたいですね」

BODEGA miyazakidai

住所:神奈川県川崎市宮前区宮崎2-9-14 プロミネンス宮崎台1F
電話:044-982-1601
営業時間:18:00~26:00
不定休
※ 3名様以上のご来店をお断りする場合がございます。

編集後記

「地元について、意外と知らないことが多いなぁ」と、隣町在住の私は改めて感じました。街並みや、ちょっとした歴史、隠れ家的なステキなお店など、毎回新たな出会いが楽しみです♪

※ 2017年9月2日当時の情報です。お出かけの際には、お店のホームページなどをご確認ください。

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餃子とカレーの薫り漂うあざみ野「TAZ Cafe」

あざみ野は東急田園都市線の急行停車駅で、渋谷からは急行で約21分。また横浜市営地下鉄の始発駅でもあり、横浜への交通の便も良いことからファミリー層を中心とした人気エリアに。緑が多い街並みで、あざみ野からたまプラーザ駅へと続くけやき並木や、カリタス女子短期大学横のさくら並木、”相田みつを心の散歩道”など、思わず歩調もゆるみます。

また「あざみ野ガーデンズ」は、ゴルフ練習場やフットサルなどのスポーツ施設と、18のショップやレストランが揃い、スポーツも食事もショッピングも楽しめるスポット。そんなあざみ野から、でろかる編集部がおすすめするとっておきのお店をご紹介します!

仕事終わり、帰宅前にホッと一息。
地元愛にあふれた、居酒屋ならぬ“居酒フェ”
あざみ野「TAZ Cafe」

「オリジナルカレーがとにかく絶品!」という情報を頼りに訪れたのは、あざみ野駅から県道13号線を北に15分ほど歩いた場所にある「TAZ Cafe(タズカフェ)」。通路を挟んでいくつもの店が両サイドに並ぶビルの右奥にあり、ややディープな印象に取材陣一同ドキドキ。しかし、その不安は瞬時に払拭。オーナーの小園江泰三(おそのえたいぞう)さんが、元気な「いらっしゃいませ」とにこやかな笑顔で迎えてくれます。
1歳の頃からあざみ野で育ってきた生粋の地元民である小園江さんですが、以前は都内で暮らし、働いていたこともあったそう。「若さもあり、のどか過ぎる田園都市エリアから離れてみたかったんでしょうね」と苦笑い。

そんな小園江さん、今では地元を愛し、また愛される存在に。秘密はメニューにありました。

「何屋さんをやる、ということは掲げず、僕の大好きなカレーと餃子を出したいと漠然と考えていました。そのうち、僕の好物とお客さまの好物がどんどん増えていった感じですね。だからメニューも和から洋までさまざま。そして、せっかく地元でお店をやるのだから、地元の食材を使いたいと思いました。肉質と良質な脂が絶妙な横浜の名産“はまポーク”を使った“はまポーク餃子”は、くどさがなく、何個でも食べられると一気に評判に。このほか“パクチー納豆奴”のパクチーなどの野菜も、なるべく地元産を使用。豊かな香りとしっかりとした濃い味が特徴です。そして、より自らの味を提供したいと思い、はまポークやチーズは僕自身でスモークしているんです。よくある居酒屋メニューも、こだわりひとつで個性的に。お客さんからもとても喜ばれ、どれも自然と人気メニューになりました!」

カウンター正面に掲げられたメニューを見ると、2種類のカレーを発見。“ココナッツカリー”は想像がつくけれど、もうひとつの“スパイス和カリー”が気になります。

「こちらは、スパイスの利いたインドカレーがベースなのですが、そこに味噌を加えてみました。これが大成功! 麹のもつ甘みが際立ち、辛さと口当たりがまろやかになったんです。煮込んでトロトロになった鶏肉も好評で、カレー目当てに訪れる人も確かに多いですね。ウワサを聞きつけて、電車を乗り継いで来店される方もいらっしゃいます」

こだわりの料理が堪能できる店内はというと、すし屋を彷彿とさせる大木一枚板のカウンターと、大きなテーブルを2台ほど置けるゆったりとした小上がりスペースが。そして、オーナー自ら手がけた内装と、無造作に置かれたギター、キレイにディスプレイされたレコードの数々が、まるで自宅のリビングにいるようなリラックス感を与えてくれます。


「気持ちの良い音楽が流れて、ゆったりと時間を過ごすのって、とっても心地良いですよね。それに旨いメシと旨い酒があればサイコー! ここでお客さま同士の横のつながりも生まれたりして、いい情報交換の場にもなっているようです。このスタイル、どっぷりお酒に浸る居酒屋というより、僕は“いざカフェ”と呼んでいます。これからも地元の方々がホッと一息つけるような存在であり続けたいと思っています。経営者側が言うとおかしく聞こえるかもしれませんが、この店は長居大歓迎です!」

TAZ Cafe

住所:神奈川県横浜市青葉区美しが丘4-27-3 めぐみビル1F 南1号
電話:045-500-9605
営業時間:平日/18:00~24:00、土・日曜、祝日/15:00~24:00
定休日:月曜
専用駐車場あり
※ タクシーでご来店の場合、レシートのご提示で代金より500円引きいたします。(2,500円以上に限ります)
※ イベントの詳細および営業時間、営業日等の変更は、フェイスブックでご確認ください。

編集後記
あざみ野を撮影していて感じたのは、大きな木がとても多いということ。街なかを流れる早渕川も、梅雨の晴れ間に映えて存在感を醸し出していました。こうして街を歩くのも、なかなかいいものですね。

※ 2017年7月1日当時の情報です。お出かけの際には、お店のホームページなどをご確認ください。