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無添加焼きたてパンの店 Ripple(リップル)

■無添加の優しいパンたち

1日8斤しか焼かないという「山形食パン」は、こんがりきつね色に染まった表面がパリッとしたもの。でも、中はふっくら柔らかです。そのほかにも、毎日お鍋で炊いて手作りするカスタードクリームを使った「クリームパン」、有機無農薬の小豆を使った「オーガニックつぶあんぱん」、とろっとろなチョコクリームの入った「フォンダンショコラ」など、「優しくて安心できるパン」のオンパレード。

中でも「パニーニ」は、ベーコンの旨味とトマトのジューシーさ、大葉の爽やかな風味を一度にたっぷり味わえる一品。さらに、特筆すべきはパンの表面を包み込む本当にカリッカリなチーズで、羽根突き餃子ならぬ羽根突きパニーニ的な存在感。このカリッカリなチーズとトマトやベーコンからなるジューシーさが相まって、何種類もの食感を楽しめます。

また、最近(2019年2月現在)男性女性に限らず人気なのが「ヒレカツサンド」。ふわっと優しい丸いパンのベッドに、とても柔らかなお肉の揚げたてサクサクヒレカツがサンドされています。ホテルで長年腕を振るった薫さんが作る「揚げたてのヒレカツ」なだけに、ただのカツサンドに収まりません。こちらも実に満足度の高い総菜パンでした。

お店に訪れるのは小さいお子さん連れのお母さん率高めですが、ご近所の年輩の方々や、近隣に勤める男性陣の姿もちらほら。土曜日曜ともなると、お父さんが家族分のヒレカツサンドを何個もまとめて買っていくのだとか。金額もお求めやすいものですし、人気のほどが伺えるというものです。

そのほかには、男性人気はやはりカレーパン、市民権を得てきた塩バターパンも中々の人気の品。スタンダードにメロンパンを選ぶ方も多くいらっしゃいます。無添加で優しいパンだけに、毎日食べても飽きの来ない味、そう言えるでしょう。

■人の輪が「波紋」となって、優しい味を作り上げる

地域密着型店舗だけに、「結婚しました」とか「引っ越しします」というお客さんからのご挨拶は日常茶飯事。「子どもが幼稚園に入りました!」「明日が結婚式なんですよ!」というお客さんにはコーヒーカップを一組プレゼントするなど、普通は聞けない話をしてくれるのが嬉しいと濱田店長。その内容は幅広く、家族がインフルエンザに罹患した話や親の介護の話なんかも出てくるのだとか。実際に取材中にも、ご近所さんと世間話をしている場面を何度も見かけました。

お店の入り口にあるオープンテラスも「以前の勤め先と違って、今はほとんど二人で働いています。そうすると世界がどんどん狭くなってしまうので、そうならない、しないためにもお客さんとも積極的にコミュニケーションをとっていきたいです!」とコミュニケーションの場として提供。そういった人の輪が波紋となって広がって、「リップル」を作り出しているんですね。

■店舗データ

【住所】 神奈川県川崎市中原区木月3-10-20 永塚ビル1F
【電話】 044-863-6554
【営業時間】 10:00〜19:00
【定休日】 月曜、火曜
【HP】 http://ripple-motosumi.jp/

■バスでの行き方はこちら

【元住吉駅から】
杉01、杉02、杉03、川63、川64、原62の路線が利用できます。
①元住吉駅東口から出て東へ200mほどの距離に、「元住吉」停留所があります。バス停は大通りですが、駅からの道が斜行しているので地図をよく確認しましょう。

②「井田小学校入口」停留所で降車して北へ4分ほど進み、2本めを右へ。1分ほど歩いた左折路に、Rippleさんがあります。
元住吉駅までは、ブレーメン通りを一直線に歩いても帰れます。

 

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